人材分析3タイプ⭐︎根回しするヤツ、しないヤツ

根回しについて

例えばあなたが組織の一員だったとして。

会議で自分が議案を提出することがある。

 

 

そんなとき、会議の前に「根回し」するだろうか。

今日はそんな会議前の事前の「根回し」について考えたい。

 

 

DOC(DOC理論)では、その人のものの見方や感じ方の傾向、コミュニケーションのスタイルを3つのタイプにも分類している。

関係重視型のα(アルファ)タイプ

成長追求型のβ(ベータ)タイプ

自分探求型のΩ(オメガ)タイプ

 

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気になる方は人材分析アプリCrewDosks®︎をインストールして、自分のタイプを分析してみてほしい。

 

 

関係重視型のα(アルファ)タイプは「根回しは欠かせない」と言う。

自分が立案した議案について「これでよろしいか?」と尋ねて回る。

 

 

それで、「いや、ここがおかしい」「いいや、こっちがおかしい」と言われるたび、修正する。

自分で考えた「議案」を変化させながら、会議を通過しそうな「議案」にアップデートしていくと言うのだ。

 

 

それを聞いて、成長追求型のβ(ベータ)タイプは驚いてしまった。

成長追求型のβ(ベータ)タイプは根回ししないことが多い。

 

 

僕も若かりし頃、先輩から「ちゃんと根回ししなさい」と教わった。

とりわけ「ベテランの職員」というのは「若者」に対してうるさい。

今で「老害」という言葉で片付けられるのだが、昔風に言えば「ご意見番」である。

 

 

それで、「あの先生とあの先生には根回しをしておきなさい」なんて教わった。

会議前に資料を持っていき、ご意見を伺うわけである。

 

 

そうすると、一通り見て、あれこれ言われることもあれば、何も言われずスルーされることもあった。

んで、迎えた会議。

 

 

その老害たちは、結局意見を言うのである。

というか、意見を言いたいのである。

そこが老害たちの見せ場なのだから仕方がない。

 

 

とにかく何か言う。

この前、根回しに行ったときは、何も言わなかったじゃねーか!

 

 

というわけで、どうぜ根回ししても、あーだこーだ意見を言われてウザいので、根回ししなくなった。

意味のないことはやりたくない。

時間の無駄である。

 

 

そんな話をしていたら、成長追求型のβ(ベータ)タイプの中にもちゃんと根回しするタイプがいた。

ただ、その人曰く「自分の案を通すために、先にあれこれ言う人の意見を聞いておいて、論破する準備をしておくらしい。

 

 

基本的な考え方として、関係重視型のα(アルファ)タイプはみんなの考えをまとめ合意形成することを考えて、自分の立案したことを変えていく。

 

一方、成長追求型のβ(ベータ)タイプは根回ししようがしまいが、自分の考えを貫き通すための行動をする。

 

 

根回しウンヌンではなく、自分が立案することに対するスタンスが違うのである。

 

 

そんな話をしていたら、自分探求型のΩ(オメガ)タイプは「この案、面白くないっすか!」と言って、みんなを巻き込んでいくらしい。

なんともΩ(オメガ)タイプらしい発想である。

 

 

それでも、周囲の反対が集まると、途端にやる気をなくすらしい。

「あー、めんどくせー」となる。

だから、いかに楽しいか、面白いか、根回しするし、プレゼンするらしい。

 

 

周囲の反対に対して、俄然燃えるのは成長追求型のβ(ベータ)タイプである。

論破するわけだが、どちらかと言えば「反対させなければ勝ち」みたいな感じで詰めていく。

「なんか文句あるの?」というノリになる。

 

 

関係重視型のα(アルファ)タイプは論破しにいかない。

相手との関係を重視するのである。

 

 

「会議とは何か?」

 

そんなことを考えさせられる話し合いだった。

 

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。