人材分析2タイプ⭐︎積上行動型と逆算行動型

積み上げ型の人

リーダーと部下の組み合わせは、同じタイプが良い。

その方がコミュニケーションがスムーズだ。

 

 

ただ、それをすると似た物同士の集まりになる。

それでは組織である必要がない。

 

 

やはり、いろんな人、いろんな考え方、いろんな能力が集まることで組織は大きなシナジー(相乗効果)を生み出すわけだ。

だから、人間を知り、人間関係を整えることはとても大切なことなのだ。

 

 

 

DOC(DOC理論)ではコミュニケーションタイプによって、3つのタイプに分類している。

関係重視型のα(アルファ)タイプ

成長追求型のβ(ベータ)タイプ

自分探求型のΩ(オメガ)タイプ

 

 

また、その人の組織内での役割やものの見方、感じ方の傾向を4つのタイプに分類し、RED(赤)タイプBlue(青)タイプYellow(黄)タイプGreen(緑)タイプと表現している。

 

 

これらを組み合わせることで、12タイプに分類することが可能となる。

詳しくは、こちらの無料の人材分析アプリCrewDocks®︎で調べてみてほしい。

 

【Apple Store】

https://apps.apple.com/jp/app/crewdocks/id1626940245

【GooglePlay】

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hikoni.crewdocks

赤α青α赤Ω青Ω黄Ω緑Ωの6タイプを積上行動型と呼んでいる。

一方、赤β青β黄β緑β黄α緑αの6タイプを逆算行動型と呼んでいる。

これらは、その人が動きやすい行動をタイプ別に表現している。

 

 

積上行動型は、とりあえずできることから始めてみようと考える。

その後、どうなるかはわからない。

わからないけれど、まずは動いてみようじゃないか。

 

 

プロジェクトを走らせながら、臨機応変に対応していけば良い。

方向性だけ決めて、まずは動こう。

動きながら考えよう。

 

 

そんな積上行動型リーダーにつくと、逆算行動型の部下は混乱する。

逆算行動型は、明確な目標が必要である。

何を目指しているのかが知りたい。

 

 

そのゴールに向かって必要な行動をする。

ゴールから逆算して無駄なくタスクをこなしていく。

 

 

臨機応変に対応するという柔軟さには欠けるけれど、ゴールが明確ならばそこには確実に到達しようとする。

 

 

したがって、与えられたタスクをきちんとこなせるのは逆算行動型になるが、与えられたこと以上の成果を生み出すことは少ない。

 

 

逆に、積上行動型は成果につながらないことも多いが、想定以上の成果を出すことも少なくない。

どちらが優れているとジャッジできるものではない。

 

 

ここで話題にしたいのは、リーダーとスタッフのタイプが違うときが。

リーダーが積上行動型の場合、目標設定は状況に応じてコロコロ変わる。

方針もルールも変わる。

 

 

常に状況に順応し、コロコロ変わっていく。

こういう組織運営が、逆算行動型は苦手である。

リーダーがぶれているように感じるから、「もうついていけない」と成りがちである。

 

 

一方、リーダーが逆算行動型の場合、目標設定も方針もブレがない。

ゆえに状況の変化に揺るがず、初志貫徹を志す。

こういう組織運営が、積上行動型は苦手である。

 

 

融通が効かないリーダーに見えてしまう。

違和感を感じ、それを伝えても、聞く耳を持たない。

そんな印象を受けて心が離れていく。

 

 

こういうことは、わかっているだけで人間関係は整っていく。

相手が自分とは違うのだと知っているだけで、いくぶん相手の言葉に耳を傾けることもできるだろう。

 

 

僕らはCrewDocks®︎のデータを、人間を理解するためのモノサシとして伝えている。

このデータが合っているか、合っていないか。

そんなことはあまり重要ではない。

 

 

このデータをモノサシにして、互いのものの見方や感じ方の違いに目を向けることが大事だと考えている。

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。