人材分析3タイプ⭐︎人の興味は十人十色

オフィスの会話

コミュニケーションで大切なことは、「相手は何に興味があるか」ということを意識することである。

 

 

ただし、これは「話題」の話ではなく、もっと人間の根っこにある部分の話。

その人の矢印がどこに向いているか。

 

 

そういうことを意識してコミュニケーションすることが大事だよ、という話をしたい。

 

 

 

DOC(DOC理論)ではコミュニケーションタイプによって、3つのタイプに分類している。

関係重視型のα(アルファ)タイプ

成長追求型のβ(ベータ)タイプ

自分探求型のΩ(オメガ)タイプ

 

 

詳しくは、こちらの無料の人材分析アプリCrewDocks®︎で調べてみてほしい。

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コミュニケーションは、相手の興味を意識する。

タイプによって興味の対象が異なるからだ。

 

 

α(アルファ)タイプは「相手から見た自分」に興味がある。

嫌われたくないし、いい人に思われたい。

 

 

β(ベータ)タイプの僕からすると、相手がどう思うかなんて、(そこまで気にすることもないのにな)と思うのだが、α(アルファ)タイプにとってはそういうものではないらしい。

 

 

生きていれば自分のことを嫌いになる人もいる。

人に好かれるために自分らしさを失うなんて馬鹿馬鹿しい。

そういう発想はβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプの人はできるようだけど、α(アルファ)タイプには難しいみたい。

 

 

もちろん、β(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプが「人に嫌われてもいい」というわけではない。

人に好かれるなら、そりゃ好かれる方がいいだろう。

 

 

でも、好かれるために、我慢して「いい人」であり続けなきゃいけないのは、息がつまる。

これは優先度の問題である。

 

 

人に好かれることが、優先度として高いのがα(アルファ)タイプで、その優先度が低いのがβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプである。

 

 

がしかし、じゃあβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプが人に好かれないかというと別にそんなこともなく、一方でお節介な面のあるα(アルファ)タイプがちょっと疎まれることだったある。

 

 

だから、人間関係は難しく、そして面白いんだけど。

 

 

ちなみに、Ω(オメガ)タイプの矢印は「自分自身の今」に向いている。

今、この瞬間の気持ちにこそ興味がある。

この瞬間に満足しているか。

 

 

だから、コミュニケーションにおいて重要なのは今ここ。

会話が楽しければ聞くけれど、興味を失えば耳を閉じる。

話を聞いてイメージを膨らませ、「この人はこんなことが言いたいのかな?」「この続きはこんな話になるのかな」と夢想する。

 

 

興味はいつも「今ここ」にある。

そのくせ、意識は中空を彷徨う。

その場にいるのに、その場にいないような感覚。

 

 

だから、話が飛ぶ。

だから、話を聞いていなかったりもする。

 

 

細かくは聞いていない。

雰囲気で聞いている。

一言一句は聞いていない。

イメージで捉えている。

 

 

枝葉の部分まで事細かいに説明をしても、そういうことは届かない。

α(アルファ)タイプβ(ベータ)タイプもそれぞれのスタイルで説明を試みるわけだけど、「聞いていない」につながるコミュニケーションである。

 

 

どうせ事細かに説明しても聞いていない。

そういうことを前提にコミュニケーションするのである。

伝わっていたらOKなのだ。

 

 

逆に、β(ベータ)タイプは矢印は「今ここ」にはない。

未来にある。

 

 

この人の話は役に立つか。

この人とつながることは、自分の未来に意味があるか。

そういうことを意識して聞いている。

 

 

それを打算と呼ぶのなら、打算なのかもしれないが、僕はそうは思わない。

成長志向のβ(ベータ)タイプにとっては1分1秒とて無駄にはできないのだ。

 

 

「言ってること」と「やってること」が違う人がいる。

そういうとき、人間は「やってること」にその人の本当の姿を見る。

だから、その人が「やっていること」で人を判断する。

 

 

β(ベータ)タイプはその傾向が強く、どこまでも現実主義である。

だから、その人のやっていることを観察し、話を聞くに値する人物かを値踏みする。

 

 

β(ベータ)タイプの興味の矢印は「自分自身の未来」に向いている。

常に有意義な時間を過ごしたいし、成長したいのである。

 

 

有意義な時間という言葉を書いて思ったことがある。

 

 

α(アルファ)タイプβ(ベータ)タイプΩ(オメガ)タイプのそれぞれで、「有意義な時間」という言葉を意味は異なる。

 

 

相手の興味を知っていれば、どんなコミュニケーションを意識すれば、それが相手にとっての「有意義な時間」になるかも、想像できるのではないか。

 

 

コミュニケーションで大切なのは、「相手意識」である。

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。