筋トレして燃費の悪い身体を作ったら、あとは食って寝るだけw
僕はこれまでの人生で3回、10kg以上のダイエットをしたことがある。
やることが極端で、「さあ、痩せるぞ」となると、「食べない」ということをする。
一日一食。
それを1年半やってみた結果、見事に体重は減った。
実に10kg。
減るには減ったが、ゲッソリと痩せた感じで、義理の母がこっそり「旦那さんはガンでは?」と妻に聞くほどだった。
その他、プロティンとマルチビタミンがあれば、1日に必要なエネルギーをすべて賄えると考えた僕は、すべての食事をケミカルなもの切り替えた。
しかし、これは体重が減らなかった。
いや、減らないどころか、身体中にニキビのような発疹ができ、Tシャツを着ると擦り切れて痛いのである。
顔は土気色となり、「さすがに死ぬんじゃないか」と家族に止められ、ダイエットをストップした。
まー、そのたびに見事にリバウンドし、「また痩せればいいや」と思って3度、10kg以上のダイエットをしている。
そういう極端なことをするのが好きな僕だけど、今回はきちんとカラダを作っていこうと思った。
40代も後半戦に入り、無理の利かない身体になりつつあるのだ。
ちゃんと勉強して、ちゃんと実践していこう。
すると、見る見る身体は変わっていった。
まず3食きちんと食べることにした。
身体というのはよくできていて、食事制限をすると身体はエコモードに変わる。
基礎代謝を落として少ないエネルギーで活動できるようになる。
また、できるだけ脂肪にして蓄えようとする。
あなたの身体は、あなたを守っている。
すごいよ!
だから、太るんだけどw
これがリバウンドの秘密で、食事制限をするとエコモードになり、エコモードのまま食事を元に戻すから、すべて体重に加わってしまうのである。
まず、お腹を空かさないようにして、身体をエコモードにしないようにしたのだ。
ちゃんと食べような。
次に、やはり筋力トレーニング。
筋肉をトレーニングによって損傷させると、筋肉は肥大する。
自動車に例えるならば、排気量の大きな身体になる。
すると、当然燃費は悪くなる。
エコモードの反対。
だから、代謝が良くなって脂肪を燃やしやすくなる。
やってることは筋肉を増やし、脂肪を減らすだけ。
ただし、身体を増量すれば筋肉も増えるが脂肪も増える。
減量すれば脂肪も減るが筋肉も減る。
だから、できるだけ脂肪をつけないように筋肉を増やし、筋肉を削らないように脂肪を減らせば良い。
適度に筋肉に刺激を与えることで「この身体には筋肉が必要ですよ」というメッセージを与えて筋肉を削らないようにする。
そして、余計な脂肪をつけないように食事の量と質に気を配る。
そういう理由だから、筋トレも毎日行く。
毎日行って、「この身体には筋肉が必要ですよ」というメッセージを送り続ける。
ただし、毎日行くのでハードに追い込むことはしない。
翌日に筋肉痛になっていては毎日は行けない。
限界まで追い込むのではなく、「この身体には筋肉が必要ですよ」というメッセージが届く程度で良いのだ。
それを毎日繰り返す。
ちなみに、有酸素運動は一切しない。
有酸素運動は脂肪も筋肉も削っていく。
マラソンランナーのような身体になりたいなら別に良いけれど、僕はただ細いだけの身体にはなりたくない。
あとはよく寝る。
寝ると痩せる。
朝、体重計に乗るとわかるけど、寝不足より十分な睡眠時間を取れた日の方が痩せてる。
というわけで、毎日しっかり運動し3食きちんと食べ、もちろん暴飲暴食は避けるけれど、普通の食事をして、よく眠っている。
そうそう、普通の暮らしをしていけば身体はいい感じに引き締まるのだよ。
大切なことはそれを愚直に繰り返すことができるか、である。
決めたことをきちんと習慣化する。
こういうことができると、ダイエットもビジネスも人生もうまくいく。
ま、多くの人はすぐに心が折れてしまうのだけど。