人材分析4タイプ⭐︎クレームに強いのは誰か


お客様からのクレームなんてものは、ないに越したことはない。

文句を言うのも言われるのも、気持ちの良いものではないからだ。

 

 

とはいえ、仕事をしていると、お客様からのクレームが届くことがある。

自分自身に非があれば謝るしかないわけだけど、まったく理不尽な言い分も多い。

 

 

それに仕事の場合、自分に非があるわけではないが、他のスタッフや組織として謝罪せねばならない状況もある。

そんなとき、クレーム対応に強い人はいるのだろうか。

 

 

 

DOC(DOC理論)では、その人のものの見方や感じ方の傾向を4つのタイプに分類している。

RED(赤)タイプBlue(青)タイプYellow(黄)タイプGreen(緑)タイプ

 

また、コミュニケーション別に3つのタイプにも分類している。

関係重視型のα(アルファ)タイプ

成長追求型のβ(ベータ)タイプ

自分探求型のΩ(オメガ)タイプ

 

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気になる方は人材分析アプリCrewDosks®︎をインストールして、自分のタイプを分析してみてほしい。

 

 

比較的クレームに強いのは、Blue(青)タイプGreen(緑)タイプである。

彼らは問題点にフォーカスしやすい課題解決型の人間である。

 

 

課題解決型の人は、プランBを考えている。

いつも代案を用意してリスクに備えている。

 

 

一方、RED(赤)タイプYellow(黄)タイプ可能性追求型である。

彼らは「とりあえずやってみよう」と考える。

「動いてみれば活路も開けるだろう」と考える。

 

 

もちろんそれでうまくいけばいいが、一度壁にぶつかると身動き取れなくなる。

プランBが用意されていないから、いざ困難に出会うと「さあ、どうしよう?」となる。

 

 

クレームが来たとき、お客様から「で、どうするの?」と迫られることがある。

そんなとき「さあ、どうしよう?」ではお話にならない。

 

 

Blue(青)タイプGreen(緑)タイプ課題解決型であれば、「では、こうしましょう」というプランBが提案できる

 

 

また、クレームは言わば「組織」や「個人」に対する「課題」を突きつけられるわけで、Blue(青)タイプGreen(緑)タイプ課題解決型であれば、真摯に受け止めることができる。

 

 

では、今度は3タイプで見てみよう。

お客様に寄り添うならば、間違いなく関係重視型のα(アルファ)タイプである。

しかし、その手のお客様の言葉を僕らはクレームとは受け取らない。

 

 

やはり、関係重視型のα(アルファ)タイプに合うのは、お客様からのご相談だろう。

「こんなことに困っています」という問い合わせではα(アルファ)タイプが力を発揮するはずである。

 

 

自分探求型のΩ(オメガ)タイプは、実は人当たりの良い人が多い。

それに、わーわー言われても上手に受け流すことができる。

クレーム対策に適任のように思われるが実はそうではない。

怒っている人が苦手なのである。

 

 

怒りをぶちまけるようなクレームでなければ、Ω(オメガ)タイプは上手に捌いてくれるだろう。

「ちょっと、これってどうなってますか?」的な静かなクレームである。

そういうものは、Ω(オメガ)タイプはお手のものである。

 

 

では、怒りに身を任せるようなクレームに対しては、どうすれば良いだろうか。

そこで出番となるのがβ(ベータ)タイプである。

 

とりわけ、Blue(青)タイプGreen(緑)タイプ課題解決型β(ベータ)タイプは口が達者である。

口が達者であるがゆえに、理不尽なクレーマーに対しては反論してしまい、火に油を注ぐことになる。

 

 

β(ベータ)タイプなのだから、大切なのは目標設定である。

間違っても説明責任など果たそうと思ってはならない。

クレームに対しては、説明すればするほど、「言い訳」に聞こえてしまう。

 

 

それよりも第一に考えるべきは、いかにして「抜いた刀を納めてもらうか」にある。

だから、β(ベータ)タイプにはタスクを与えたい。

お客様をなだめて、抜いた刀を納めさせるというタスクである。

 

 

そのための手法さえわかれば、β(ベータ)タイプはタスクの完了のために、精一杯頑張るはずである。

 

 

ちなみに、RED(赤)タイプは揃いも揃ってクレームには弱いタイプである。

逃げる、戦う、無視をする。

 

 

何事も適材適所である。

ただし、いつもいつも「クレームだ!行ってこい!」では、仕事に来なくなる。

誰だってクレーム処理なんてしたくはないからだ。

 

 

そこをいかにマネジメントするか。

リーダーの手腕が問われている。

 

 

だからといって、リーダーがクレーム処理に追われ、指示系統が停止するなんてことはあってはならない。

任せることも大事。

ただ、任せ方に一工夫が必要なのである。

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。