人材分析12タイプ⭐︎切羽詰まって動く人vs余裕を持って動く人

切羽詰まって動く人

カツオくんものび太くんも、夏休みの最終日は忙しい。

宿題を最後まで溜め込むタイプだからだ。

 

 

仕事の進め方には特徴がある。

先延ばしにするタイプと、さっさと終えるタイプ。

早め早めにやっておきたい人もいれば、切羽詰まらないとやらない人もいる。

 

 

こういうことはタイプ分けできるのだろうか。

今日はそんなお話をしたい。

 

 

 

DOC(DOC理論)ではその人のものの見方や感じ方の傾向を4つのタイプに分類している。

RED(赤)タイプBlue(青)タイプYellow(黄)タイプGreen(緑)タイプ

 

また、コミュニケーションのスタイルを3つのタイプにも分類している。

関係重視型のα(アルファ)タイプ

成長追求型のβ(ベータ)タイプ

自分探求型のΩ(オメガ)タイプ

 

 

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気になる方は人材分析アプリCrewDosks®︎をインストールして、自分のタイプを分析してみてください。

 

 

最も行動が早いのはGreen(緑)タイプΩ(オメガ)タイプである。

この人たちは、待てないし、待たない。

「急がなくていいよ、落ち着いてやってね」とよく声をかける。

 

 

とにかくさっさと動きたい。

動かないと、スッキリしないんだろうね。

 

 

次に行動が早いのがYellow(黄)タイプΩ(オメガ)タイプ

こちらもさっさと動こう!の精神でやる。

という視点で行くと、Yellow(黄)タイプはどのタイプもさっさと動こう!で動く。

 

 

それが「やりたいこと」だった場合、この人たちはさっさと動く。

まー、「やりたいこと」ならば、みんな動くか……。

 

 

いや、Blue(青)タイプはまずは腰を据えて準備に取り掛かる。

あれこれ、リスクヘッジをしようとする。

比較的行動は遅い。

 

 

α(アルファ)タイプは誘われて動くところがあるので、率先して動く方ではない。

Ω(オメガ)タイプの方がその点ではノリよく動ける。

 

 

ただ、今回は「やりたいこと」ではなく「やりたくないこと」なので、その視点で切羽詰まってから動く人と、さっさとやる人を考えたい。

 

 

β(ベータ)タイプは、切羽詰まってから動く人が多い。

ただし、これ、切羽詰まって焦ってやっているわけではない。

ゴールがわかっているので、それに間に合うように動いているに過ぎない。

 

 

切羽詰まってないけれど、期日前に動き出すのは「ゴールに間に合えばいいでしょ?」という考え方からきている。

 

 

僕のように日々多忙な人間はわりと早め早めに仕事をやっていくことも多い。

先延ばしにすると、時間が確保できなくなるから、さっさとやっておきたい。

 

 

でも、時間に余裕があるなら、全然先延ばしでもOKである。

要するに、ゴールから逆算している。

それに間に合えばいいでしょ?と考えて動く。

 

 

したがって、仕事を追加されるのを最も嫌う。

「あれってもうできてる?ついでにこれも加えておいて!」みたいに言われるとカチンとくる。

計画が崩れるからである。

 

 

あるとき、α(アルファ)タイプの妻がβ(ベータ)タイプの長男に風呂洗いを頼んだ。

「何時までにできる?」と尋ねたら「21時までにやる」と言う。

それで彼は20時40分ぐらいに風呂に向かい、風呂掃除を始めた。

 

 

すると、妻が「ついでに洗面台も洗っておいて」と言った。

長男は嫌な顔をした。

 

 

β(ベータ)タイプは、こういう「仕事の追加」を嫌う。

後出しで、「あれもやっておいて」「これもやっておいて」が苦手なのだ。

 

 

全部計画して動く。

ゴールから逆算して動く。

だから、仕事の追加があると計画が狂うのである。

そういうことに気持ち悪さを感じてしまうタイプなのだ。

 

 

最初に全てオファーして、途中で仕事を追加しない。

β(ベータ)タイプを動かすなら、これを守りたい。

 

 

基本的に「やりたいこと」なら、みんなさっさとやりたいものだ。

もちろんデザートは最後まで取っておくタイプの人なら残しておくからもしれないけれど。

 

 

ポイントはやりたくないことをどう処理するか。

早め早めにやる人と切羽詰まらないとやらない人をタイプ分けすることは意味がない。

 

 

それよりも、なぜあの人は早め早めにやれるのか。

なぜあの人は今、切羽詰まって動き出したのか。

そのメカニズムを紐解いていくことが大切だ。

 

 

いつも〆切に追われている人がいる。

常に切羽詰まっている。

そういう人は、自分の特性を考えずに仕事を引き受け過ぎている可能性もある。

 

 

人間関係を重視するα(アルファ)タイプは注意が必要である。

頼まれたら断れない人たちだからだ。

 

 

その点、β(ベータ)タイプは「できないとき」は「無理です」と言う。

無理してでも「できる」なら引き受けるが、無理ならさっさと諦める。

(自分の)計画通りに進めたいので、無理ならやらないのである。

 

 

一方、Ω(オメガ)タイプはやりたくないことをそのまま忘れていくので、さっさと終わらせるけれど、そのときやらないと忘れちゃうことも多い。

仕事を頼んでも進捗確認はした方が良い。

すっかり忘れちゃってる可能性、捨てきれないタイプなのよね。

 

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。