4タイプ別 人材分析⭐︎その話題で盛り上がる人vs傷ついちゃう人
僕は講座でも研修でも講演会でも、導入部分で必ず「終わったとき、どうなっていたら最高ですか?」という質問を投げかける。
メンターであるマツダミヒロさんの受け売りで、最初に受講者のゴール設定をする質問である。
ところが、この「終わったとき、どうなっていたら最高ですか?」という質問が苦手な人がいる。
質問にすら得意・不得意があるのは面白い。
それがわかるだけで声のかけ方が変わる。
DOC(DOC理論)では人を4つのタイプに分類している。
RED(赤)タイプ・Blue(青)タイプ・Yellow(黄)タイプ・Green(緑)タイプ。
その人のものの見方や感じ方の傾向を3つのタイプに分類している。
【Apple Store】
https://apps.apple.com/jp/app/crewdocks/id1626940245
【GooglePlay】
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.hikoni.crewdocks
RED(赤)タイプとYellow(黄)タイプは、「終わったとき、どうなっていたら最高ですか?」という質問が比較的得意な方々である。
ものの見方として、物事の可能性にフォーカスしやすい傾向がある。
人にしろ、プロジェクトにしろ、「良いところ探し」が得意な人たちだ。
こういうタイプは他者を元気にさせたり、勇気づけたりすることに長けている。
特に、プロジェクトがうまく行っているときには、さらに勢い付ける起爆剤となるだろう。
一方、Blue(青)タイプとGreen(緑)タイプは「終わったとき、どうなっていたら最高ですか?」という質問があまり得意ではない。
彼らは課題解決型の思考をする。
ものの見方として「課題」や「問題点」にフォーカスしがちである。
だから、「終わったとき、どうなっていたら最高ですか?」と質問されるよりは、「どんな課題を解決したいですか?」と尋ねられた方が答えやすかったりする。
プロジェクトがうまくいかないときには、速やかに問題点を見つけてくれる。
それは時に、「ダメ出し」に聞こえてしまい、RED(赤)タイプとYellow(黄)タイプの気分を損ねることにも繋がりかねないが、要はそれぞれの持ち味なのである。
例えば、先生が児童生徒と面談をするとき。
上司が部下に1on1のミーティングをするとき。
会話のきっかけとなる質問はこうすると良い。
RED(赤)タイプやYellow(黄)タイプに対しては、「どうなったら最高?」「こうなりたいってある?」「うまく行ってることは何?」など、未来や希望をテーマにしてみるのだ。
一方、Blue(青)タイプやGreen(緑)タイプならば「解決したいことはある?」「困っていることは何?」「今、何が問題?」など、問題点や改善点を洗い出すような問いが答えやすい。
面白いのは、Blue(青)タイプやGreen(緑)タイプは愚痴で盛り上がれるところがある。
「課長の考えおかしいよね」とか「先生の言ってること、わけわからんくね?」と言って、「わかる!わかる!」と盛り上がれるだ。
ところが、RED(赤)タイプやYellow(黄)タイプはそういう盛り上がり方はあまり好きではないようで、さっと引くところがある。
とりわけ、赤α(アルファ)タイプは、そういう会話が苦手なようで、関わろうとはしない。
逆に、青β(ベータ)タイプはそういう会話で盛り上がってしまうので注意が必要だ。
なおかつ言葉選びが辛辣なところがあり、他者を傷つける可能性が多いにある。
人によっては、「別の場面ではこの人、私のことも悪く言ってるかも」なんて勘繰られてしまうこともあるのだから、話題選びには注意したい。
会話は盛り上がった方が良いのは間違いない。
コミュニケーションが密なほど、組織は強固になる。
しかし、その会話の内容がネガティブなときは注意しなければならない。
人知れず傷ついている人がいるかもしれないという心配りが必要である。
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