保護者に子どもの姿は褒められたら

保護者対応 学校

子どもが素晴らしいのは、だれのおかげか

ありがたいことに、「ハッピーな先生」のマインドを手に入れてから、毎年毎年素晴らしい学級に恵まれています。

 

さらにいえば、ここ数年どの教室に行っても授業はやりやすいですし、素敵な保護者にしか出会うことがありません。

 

なにが変わったのでしょうか。

 

ひと昔前の僕は、不平不満ばかり言っている人間でした。

「あの子が悪い」

「あの保護者が悪い」

 

そんなマインドでいたとき、教室をハッピーな場所にすることはできませんでした。

 

とにかく今は、子どもたちとの出会いに感謝しています。

嘘のような話ですが、ホントにそれだけ。

たったそれだけで教室は変わります。

 

保護者への感謝が教室を変えます

先日、ある保護者がウチの若い先生にお手紙をくださいました。

その手紙には、担任の先生に対する感謝が綴られていました。

 

一緒に手紙を読みながら、僕まで幸せになる。

そんなお手紙でした。

 

それでね、「先生が心がけていることってなに?」って尋ねたんです。

その先生が語った言葉が、さらに素敵でした。

 

「お母さんに感謝したんです。

 お母さん、がんばってるな〜、大変だな〜。

 私なんて、独身で子どももいなくて、でも生活は大変で。

 でも、お母さんは仕事して、子育てして、すごいなぁ〜って。

 感謝しました。

 それから、お母さんの姿から人生を学ぼうと思いました」

 

彼女の感謝は、確実にお母さんにも届いているはずです。

 

素敵な子どもたちに出会わせてくれたお父さんとお母さんに感謝する

先日も、PTA会長のお父さんから褒めていただきました。

「先生、学年の合唱素敵でしたね」

 

ホントにありがたいことです。

「子どもたちが素晴らしかったんです。僕らはなにもしていません」

 

これが、僕の素直な気持ちでした。

素晴らしい子どもたちに出会わせていただいた感謝を伝える。

 

もしも保護者に感謝していただいたら、感謝をお返ししてみてください。

学校は、もっとハッピーな場所に変わるはずです。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

保護者への心からの感謝が、教室をハッピーな場所にする。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。