小さなエピソードと感謝
保護者に応援されることが何より大事!
保護者に応援されることって、とっても大事!
教育技術だけ磨いてもね、教室ってなかなかうまくいかないんです。
先生がどれだけがんばったって、保護者に応援していただけなかったら、教室はなかなかハッピーになりません。
「あなたの担任の先生、いい先生だね」
お母さんが一言、こう言ってくれたら子どもたちは迷わず僕らの声に耳を傾けられます。
「あなたの担任の先生、頼りない先生だね」
そんなふうに言われたら、子どもたちは迷ってしまいます。
お母さんを味方につける。
これ、絶対大事!
お母さんを敵視して、うまく学級経営をしようなんて傲慢です。
とにかくお母さんに応援されること。
15年間この仕事をして、経験を積んで、できること山ほど増えて、でもね、応援なくしてハッピーな教室なんてありえないんです。
僕らの力なんて、そんなもんなんです。
エピソードは小さければ小さいほどいい。
お母さんに応援されるために必要なもの。
それは小さな小さなエピソード。
些細なものほど大切にしたい。
子どもたちの小さなエピソードをどれだけ持っていますか。
これ、すごく大事なんです。
こんなところまで見ていてくれるの?という驚きが感動を生むんです。
「行事でがんばった!」なんてのは、だれにだって言えること。
学級担任の先生にしか見えない姿。
そんな子どもたちの輝きを伝えたい。
それがお母さんへのエールなんです。
ここが悪い。
あそこが悪い。
アドバイスのつもりかもしれませんが、親の気持ちで考えてみましょう。
なんだか責められている気分なの。
そんなものはいらないんです。
「好き」に理由はいらない
お母さんに会ったとき、これだけは伝えたいと思っていることがあります。
僕がどれだけこの子が好きか。
それを伝えたいんです。
それだけでいいんです。
で、その「好き」を伝えた後は、小さなエピソードをお届けします。
「好き」に理由はいらないんです。
小さなエピソードは、すべて「好き」の理由になってしまうからです。
そして、最後にこれを伝えます。
「こんな素敵な子に出会わせてくれてありがとうございます」
「好き」→「小さなエピソード」→「感謝」
お母さんに会う機会には、これを伝えたい。
きっと、お母さんはお家に帰ったらね、一言こう言ってくださるはずです。
「あなたの担任の先生、いい先生だね」
ハッピーな先生になるためのステップ
小さなエピソードと感謝をお母さんに伝える