2学期、学校に行きたくない先生へ

教師の悩み

2学期、学校に行きたくない先生へ

教室が辛い。

職員室が辛い。

生徒と接するのが辛い。

 

 

そんなふうに、悩みを抱えている先生はいらっしゃいますか?

そんな辛い想いをしたこと、僕にもありました。

 

 

どうして、僕にばかり災難が降りかかるのだろう?

神様はなんて不公平なのだろう?

そんなふうにすべてがイヤんなっちゃう気持ちを味わいました。

 

 

殴られて痛い思いをしたこと。

罵られて辛い思いをしたこと。

山ほどありました。

 

 

そのときはホントに辛かった。

ホントにホントに辛かった。

 

 

どうにかしたいけれど、どうにもできなかった。

ただただ耐えるだけの日々でした。

 

 

朝起きると、ホントに仕事に行きたくないなって思うことがありました。

 

 

すべての出会いに感謝し受け入れる。

あれから十数年。

深呼吸して立ち止まる。

振り返ってみれば、ずいぶん遠くへ来たものです。

 

 

すると見えてくることがあります。

それは、

辛かった日々が自分を大きく育ててくれた、ということです。

 

 

職員室で辛い思いをしたからこそ今、職員室をハッピーにしたいと心から願い、考動することができています。

 

 

肢体不自由の子や自閉症スペクトラムの子、外国籍の子、さまざまな子どもたちと過ごした時間があるからこそ、子どもたち一人ひとりをじっくり見守るまなざしが培われました。

 

 

保護者との辛い思い出があるからこそ、今すべてのお父さんお母さんに感謝をして接することができています。

 

 

そう、

すべての過去が自分を育ててくれたのです。

 

 

もしも、順風満帆の教員生活ならば、今の僕はありません。

きっと初任のころのまま、身勝手で傲慢なセンセイでした。

 

 

過去はすべて線でつながる。

人生は上り坂、下り坂、そして「まさか」の連続です。

(何で自分ばかり?)と思うこともありますよね。

あたかも自分の上からばかり雨が降っているような気分になることもありますよね。

 

 

 

でも、過去の出来事を振り返ってみてください。

自分の足跡を辿ると、「ある事実」に気がつくはずです。

 

 

それは過去の出来事は、必ずすべて「線」でつながっているということです。

「あれ」があったから「これ」がある。

「あの人」に出会ったから、「この人」に出会った。

 

 

「人生」が必然であったかのように見えてきます。

そう考えたとき、今起きている「辛い現実」は、未来の自分が振り返ったときには、必ず「あれ」があったから「今の自分」がいるんだと振り返る日がやってくるわけです。

 

 

僕は「僕の人生」そのものを信じています。

すべての「出来事」はちゃんとつながっていて、全部用意されているものだと信じているのです。

 

 

そう思えば、すべての出会いは感謝しかありません。

すべての出来事は感謝しかありません。

 

 

「見える世界」が感謝に変わると、生きることは俄然おもしろくなります。

 

 

 

 

必要な者にしか、壁はやってこない。

僕は、過去にやってきたすべてのことは、僕のためにやってきたのだと思っています。

僕のために与えられたプレゼントなんだと思っています。

 

 

あんなことも、こんなことも、振り返れば今の僕を育てるために与えられたものなのです。

 

 

みなさんは、どんな過去を歩んできましたか?

その過去があったから、今の自分があるのではないでしょうか。

 

 

今あるマインドは、すべて過去から生み出されたものです。

 

 

もしも今が辛いならね、

それは未来であなたが輝くためのプレゼントなんだと思うの。

せっかくのプレゼントだから、受け取ってしまうといい。

 

 

ポケットにしまって考える。

その苦しい経験が役に立つのは未来だから。

 

 

あなたの人生の主人公は、あなたです。

僕は、僕の人生も、あなたの人生も、信じているんだなぁ。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

目の前にやってくる問題は、未来のあなたを輝かせるプレゼント

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。