仕組みづくりで大切にしたいマインド

学級経営

仕組みをつくるときに必要な先生のマインド

子どもを信じられないなら、どんどんルールをつくればいいんです。

『仕組み』をつくるってことは、それとは真逆のマインドが必要です。

 

仕組みをつくるうえで大切なマインド、それは子どもたちの力を信じ抜くことです。

 

「できるか、できないか」を考えてはいけません。

その問いは、できない理由を探すことになります。

「あの子たちには、できない」

そのような先入観で子どもたちを見てしまうと、学級はどんどん悪い方向へ進んでしまうことになります。

 

ちゃんと「仕組み」をつくってあげれば、子どもたちはちゃんと遣り抜きます。

だから、子どもたちの力を信じて、思い切って手放してみることです。

 

「仕組み」がうまく機能しないとき

もちろん、うまくいかないこともあるでしょう。

そんなとき、子どもたちを責めてはいけません。

 

うまくいかないとき、犯人探しをしてしまう。

それは当事者意識がない先生の特徴です。

はい、第2の習慣でしたね。

 

うまくいかないときは、うまくいくように支援をしてあげればいいんです。

うまくいかないときは、うまくいく方法を考えればいいんです。

それを考えるのが「先生のお志事」であり、おもしろさなんです。

 

そうやって、トライ&エラーを繰り返しながら1学期を終えたとき、1年間の志事の90%は終わっています。

 

ですが、今年うまくいったことが、来年もうまくいくとは限りません。

子どもたちが変われば、やり方も変わります。

学年が変われば、学校が変われば、先生自身もそれに合わせていかなければなりません。

それがおもしろいんです。

 

「How to 本」がよく売れるけれど、そんなものはないんです。

マニュアルはないんです。

だから、おもしろいの!

 

ですから、うまくいったことに執着してはいけません。

 

子どもたちの力を信じて、トライ&エラーを繰り返す。

トライなきところにエラーはありません。

そうやって、子どもたちと切磋琢磨しながら、一緒に学級をつくっていく。

PDCAをどんどん回していく。

ハッピーな先生流PDCAサイクル

 

そうやって、できあがるのが「ハッピーな教室」なんです。

 

※なお、「仕組みづくり」については、「カテゴリー → 学級経営 → 仕組みづくり」に詳しく書いてあります。

 →経営者として学級経営をすればハッピーになれる

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 子どもたちの力を信じ抜いた先生だけが「仕組み」をつくることができる。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。