仕組みにできること、できないことの見分け方
学級経営の日「TO DO」を洗い出します
朝から、児童生徒がな〜んにもやらなかったとしたら、
そう
先生が、ぜ〜んぶ一人で学級を回していくとしたら、
やらなければならないことはなんですか?
このやらなければならないことを「TO DO」と呼びます。
教室の「仕組み」をつくるためには、
この「TO DO」を洗い出すことから、
はじめなければなりません。
なぜ、「やらなければならないこと」を書き出すのでしょうか
日々の『TO DO』(やらなければならないこと)を書き出してみてください。
・教室の解錠
・窓の開閉
・点灯
・日直の確認
・教室へ配布物の運搬
・日直への連絡事項の伝達
・ロッカーの整理
・カバンの整理
・提出物の提出
・あいさつ指導
・名札着用の確認
朝、始業までにやることで僕が思いつくのがこのくらい。
あなたのクラスはどうですか。
朝から帰りまでの学級経営の 「TO DO」を、
すべて書き出してみてください。
では、そのうち「先生」じゃなくてもできるものが
どれだけありますか?
この「先生じゃなくてもできるTO DO」の多さが、
あなたから時間を奪っていくのです。
「先生じゃなくてもできるTO DO」を、「仕組み」にします。
その「仕組みづくり」に時間を投資することで時間を生み出すのです。
「やらなければならないこと」から、手放せるものを見つけましょう
たとえば、
日誌の書き方指導。
これは「仕組み化」が可能です。
日誌の書き方を書いたプリントをラミネートして、
『しおり』のように日誌に挟んでいる先生がいます。
プリントをつくりラミネートをする時間が「投資」。
それができてしまえば、子どもたちが指導しなくても日誌が書ける。
これが「仕組み」です。
日々の「TO DO」から、
手放せるものを見つけ、
子どもたちだけで「TO DO」をこなせる準備を
先生がしておくことが、『投資』です。
もちろん、児童生徒の発達段階に応じて。
「仕組み」に投資をすることで、
時間という資産をどんどん増やすことができるはずです。
毎朝、素敵なメッセージを板書して、
子どもたちを迎える先生がいます。
これは、子どもたちに任せるわけにはいきません。
これこそ、「先生」にしかできない仕事です。
「仕組み」によって生まれた時間は、
このような仕事に使っていきたいものですね。
ハッピーな先生になるためのステップ
「TO DO」から、「先生」でなくてもできるものは手放す