かっこいいミドルリーダーになっちゃう?

「本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」
ミドルリーダーなんていう呼ばれ方をする年齢になってまいりました。
気持ちだけは初任のままのピュアハートなんですけどね。
で、そんなミドルリーダーにぴったりの書籍を見つけたので紹介します。
元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄さんのご著書「早く、社長になりなさい。」(廣済堂出版)です。
この中で紹介されている言葉を紹介します。
「本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」
岩田さんはこの言葉をドラッガーの著書で知ったそうですが、もともとは古代ギリシャのアリストテレスに発し、初期キリスト教会の原則にまでなった言葉だそうです。
この言葉、学級経営においても、素晴らしい示唆を与えてくれる言葉だと感じましたので、お届けさせていただきました。
ご著書の中で、「理念を共有することの大切さ」を説かれていました。
何を目指すのかを共有すること
これね、「子育て」でも「学級経営」でも同じだと思うんです。
大切にしたいことは何だろう?
「目の前の子どもたちをハッピーにすること」、これが学級経営においても学年経営においても、それから子育てにおいても、一貫した「大切にしたいこと」です。
「学校の先生」の頭の中は、ときおり「こうでなければならない」に支配されていることがあります。
「目の前の子どものため」よりも「学校の体裁を守るため」を優先させてしまうことがあります。
それを否定も非難もしません。
僕だって、全部が全部「目の前の子どものため」に仕事ができているわけではありません。
組織で仕事をする以上、「学校の体裁を守るため」妥協するしかないときもあります。
でもね、一度立ち止まるんです。
「あ〜、これ、自分の魂と違うぞ〜」って。
深い後悔もあります。
学校全体で動くときは、そういうことって多い。
だから、せめて学年団だけはそうならないようにと心がけていることがあります。
それはね、学年として目指す方向だけは一致するように努めています。
「目の前の子どもたちをハッピーにする」
何度も何度も口にして、文字にして、行動にして、届けています。
本質が一致したら、あとは任せてみる。
「目の前の子どもたちをハッピーにする」
そのことが伝わっている今、僕は学年団の先生方を信頼し、任せています。
できるだけ自由に行動をしてもらっています。
もちろん、手の届かない部分は支援をします。
相談にはいくらでものります。
でも、一番は信頼なんです。
学年主任として、ミドルリーダーと呼ばれる年齢になって心がけていることがあります。
昔かっこいいなって思った校長先生がいたんです。
お酒を飲むとホントにダラしない校長先生。
だけどね、あるとき生徒指導で重たい事件があったんです。
僕にはこうしたいという想いがありました。
校長先生は一言、こう言いました。
「おう、やってみろ!ダメだったら、あとはなんとかしてやるから」
超カッコいい…。
学年主任という立場になってようやくわかりました。
人を信頼し、人に任せるって簡単なことではありません。
「おう、やってみろ!ダメだったら、あとはなんとかしてやるから」
これ、簡単には口にできない言葉です。
でもね、それが言えるとしたらね、これが大事なんです。
それが、「本質の一致」なんです。
もう一回、書いとこう!
「本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼」
ハッピーな先生になるためのステップ
信頼の力がすべてをハッピーに導く
