学級がうまくいかないと感じたらチャンスだ!

学級 うまくいかない

学級開きから1週間が経とうとしています。

そんなここ1週間、この大辞典型ブログ『ハッピーな先生のハッピーな教室』に検索エンジンよりお越しの方の検索キーワード第1位。

 

なんだと思いますか?

 

 

「学級  うまくいかない」なんです。

 

 

そこで、スタートダッシュにつまづいてしまった方に、僕なりのエールを贈ります。

 

先生の在り方を変えてみる

まず、第一にすべきこと。

それは、先生自身の在り方。

立ち位置って言ってもいいかな。

 

管理しよう!

コントロールしよう!

…という気持ちを手放すことです。

 

素敵な教室をつくるのは先生ではありません。

先生のがんばりが足りないから、学級がうまくいかないのではありません。

 

教室はね、子どもたちがつくるものなのです。

子どもたちがいなかったらね、先生なんてただの人なの。

子どもたちがいるから、僕らは「先生」をやれるわけ。

 

教室は子どもたちが育てるもの。

そんな子どもたちを見守るのが、僕らの志事なんです。

 

じゃあ、なにするか。

まずね、全面的に子どもたちを信頼すること。

 

うまくいってないなって先生はね、一生懸命管理しようとするの。

「あーしなさい」

「こーしなさい」

 

で、当然子どもたちは反発する。

年齢が上がるほど反発する。

 

だってそうでしょ?

 

あなたがなにかをやろうとする。

自分で考えてなにかをやろうとする。

それなのにね、管理職がこう言ったらどう?

 
「あーしなさい」
「こーしなさい」

 

鬱陶しくない?

 

そういうやり方はね、ある意味カリスマな先生にはいいのかもしれない。

でもね、僕のような普通の先生には、うまくいかないの。

 

100%の信頼を寄せたら、信頼が返ってくるの♪

だからね、まず子どもたちを信頼するんだな。

「力を貸してほしい」って素直にお願いするの。

素直にね。

 

自分の力不足を認めてね、子どもたちに助けてもらうの。

助けてもらおうと思ったら、相手のこと、まず信頼しないとね。

 

未だに僕は子どもたちに助けてもらってる。

助けてもらわないと、何もできない自信すらある。

 

おかげさまで、毎年ハッピーな教室に出会えるの。

でね、そのハッピーな教室を育ててくれるのは、子どもたちなの。

 

だから、学級を閉じる日は、子どもたちに最大限の感謝を伝える日になるんです。

 

学級がうまくいかないと感じたときほど、自分の立ち位置を見直すチャンスなんです。

ピンチはチャンスなのさ。

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

 子どもたちへの信頼を、どのように伝えますか?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。