子どもの気になる行動を叱りたくなったら
「おかしい!」「変だ!」と感じたらね♪
名古屋では
「つけてみそ かけてみそ」
という商品があります。
類似の商品は、
たくさんあります。
中部圏特有の「赤味噌」が
チューブに入っています。
イメージは、
マヨネーズの容器の中に
「赤味噌」が入っている感じです。
「何それ?」って思いましたよね。
「変なの!」って思いましたよね。
でもね、
名古屋では普通です。
その味噌は、
冷やっことか
生野菜とか
おでんとかに
かけて食べます。
冷蔵庫の扉に、
マヨネーズ、
ケチャップ、
赤味噌…
みたいに立っているわけですね。
でね、
日本全国から先生が集まる日本人学校時代、
学年団の先生方にプレゼントしたんです。
すると、
みんなが驚きの声を上げるのです。
「ヘぇ〜っ、変わってるねぇ」
「変なの〜」
なんて言われるわけです。
僕の中では、
というか名古屋人には「普通」のことだれど、
他の都道府県の方から見たら
「変だな!」
って思うこと。
『秘密のケンミンショー』なんか、
そういうものを集めた番組ですよね。
その「変なの」ってのはジャッジです。
自分から見たら「変」かもしれないけれど、
当の本人にとっては「普通」。
こんなことはよくある話です。
子どもたちの行動が気になる。
「なんでこんなことするの?」
もしくは
「なんでこんなこともできないの?」
そんなときもね、
これはこの子にとって「普通」だって
受け止めてみるんですね。
まず受け止めてみる。
んでさ、
社会通念上この行動は周囲に迷惑をかけるんじゃないだろうか、って思うときは、それを「普通」だと思っているこの子にも伝わるような方法で伝えてあげることが大切なんだと思います。
「叱る」のはだれのため?
小さいころ、
ウチの子はどこでも側転をする女の子でした。
いっつもパンツ丸見えです。
高級ホテルのフロントでも丸見えです。
「もう!
女の子なんだからちゃんとして!」
そんな風に叱ってしまう。
でもね、
今、
この子はこうしたいのだよ。
丸見えが嫌だと思ってるのは、
それを恥ずかしいと思っているのは、
本当は叱っている本人なのですよ。
「この子のため」
と言うけどね、本当は
「自分のため」
なんだよね。
「お母さんはね、
あなたのためを思って言っているの」
「先生はね、
君のためを思って言っているんだ」
本当にそうかい?
この子のためを思うなら、
その口を一度閉じてみるといい。
じっくり寄り添ってあげるといい。
どうしてこの子はこういう行動をしたいのか、
その背景に目を向けてあげるといい。
それがね、
この子のためなのだよ。
ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん
この子の行動の背景にあるものは何だろう?
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