子どもの心を耕していこう♪

根拠のない自信 子育て

『ドラクエ』やってことありますか?

『ドラクエ』のキャラクターにはステータスというものがあります。

HP(ヒットポイント)

MP(マジックポイント)

ちから

すばやさ

たいりょく

かしこさ

うんのよさ

なんてものがありました。

 

職業によって、その伸び代は違います。

「ちから」が伸びるのは、戦士と武道家。

「すばやさ」は、盗賊と武道家。

「たいりょく」は、戦士と商人。

「かしこさ」は魔法使いと僧侶。

「うんのよさ」は遊び人と魔法使い。

 

へ〜っ…。

もうずいぶん昔のことで、忘れてしまいましたが。

 

リアルな人間のステータスって、もっといろいろあるはずですよね。

勉強ができる。

スポーツができる。

そんなのはね、その子のある一面でしかない。

 

絵や工作が上手。

楽器の演奏が得意。

そんなのもわかりやすいところ。

 

でもね、人間ってもっともっといろんな要素があります。

それはなかなか評価されにくい部分です。

 

やさしさ

がまんづよさ

きようさ

ていねいさ

きづかい

ゆうき

こうきしん

 

でもね、そういうものって認められづらいんです。

人間って総合力だから、そういうところがホントに大事だと思うんです。

社会に出たら、そっちの方が大事だと思うの。

 

認められたい子、受け入れられたい子

認められることに飢えている子。

受け入れられることに飢えている子。

たくさんいます。

 

勉強やスポーツというわかり易い長所。

そういうものでしか認めてもらえない社会だとしたら苦しいよ。

 

 

認められることに飢えている子。

そんな自分でも認めてもらえる場所や仲間を探しています。

 

受け入れられることに飢えている子。

そんな自分でも受け入れてもらえる場所や仲間を探しています。

 

それはもしかしたら、親や大人の手の届かない世界かもしれません。

そのことを恐れます。

 

非行に走ってしまう子の悲しさに寄り添う。

すると、彼ら彼女らが心から欲しているものが見えてきます。

 

認められたい!

受け入れられたい!

そんな痛みを感じます。

 

自分は自分でいいんだと認められている経験。

その土壌があるから花が咲く。

土も耕していないのに、一生懸命種だけ植えつける。

水をやる。

肥料をやる。

添え木をする。

 

でもね、土がないから根は張らないの。

 

「勉強しろ」

「勉強しろ」

ってやって育つのは、ある一面だけ。

 

人間って総合力だから。

 

勉強だけはできるけれど、周囲の子たちとうまくやれないなんて子は多い。

本当に大切なことは何だろう?

もっと向き合いたいと思います。

 

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

子どもの内側を満たすために、できることは何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。