子供についついアドバイスをしたくなる
「お母さん、ちょっと聞いて」
子どもたちはいろいろなお話をしてくれます。
けれど、大人って子どもにアドバイスしてしまうの。
「もっとこうした方がいいよ」
「もっとああした方がいいよ」
聞いてほしかっただけなのに。
ついついアドバイスをしてしまいます。
少しだけ長く生きてきたから。
人生からいろんな教訓を受け取ってきたから。
子どもによりよい人生を歩んでほしいから。
ついついアドバイスをしてしまうのですね。
そう、教えることは愛なんだ。
でもね…
逆の立場になって考えてみましょう。
今晩つくった渾身の手料理。
家族に喜んでもらえるように、あなたは腕によりをかけて作った。
だから…、
家族もあなたの料理にアドバイスをくれる。
もっと美味しく作れるようにね。
そう!
教えることは愛なんだ。
「もっと味付けは濃くした方がいいよ」
「う〜ん、出汁の取り方に問題があるのかな?どうやってるの?」
「盛り付けは彩りが大事だからね」
「そうそう!ちょっと赤が足りないかな」
「お皿も味気ないなぁ」
「やはり料理は温かい状態で出さなきゃ」
「うん、出すタイミングはもっと考えたいよね」
アドバイスする側には悪意はないの。
あなたの料理が美味しくなるように。
もっとみんなが喜んでくれるように。
愛あるアドバイスをくれるんです。
でもね。
そんな愛あるアドバイスを受け取ったあなたの気持ちはどうですか?
なんだか悲しい気分になるでしょう?
求めていないときにされるアドバイス。
それは愛ではないのです。
教えることは愛ではないの。
子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉
求めてもいないのにアドバイスされると悲しい