それってだれから見ても問題ですか?

ピアノ 練習しない

ウチの長女ちゃんは、ピアノを習ってるんですね。

まあ、それなりに楽しそうに練習に出かけます。

 

ところがね、家じゃ全然練習しないんですね。

親に言われなきゃ練習をしない。

 

すると、妻が叱るんですね。

「練習しないならやめさない」ってね。

 

 

「せっかく高いお金を払って習わせてあげてるのに」なんて感じで叱っちゃうんだな。

 

でね、叱るのをやめてほしい僕。

長女に

「ちょっとはやったらどうだ?」

と言ったり、妻に

「やるやらないは、この子の自由じゃないの?」

と言ってみたり。

 

 

どっちつかずの父ちゃんで。

 

 

静かに夕飯を食べたい僕にとっては、ピアノを習ってること自体が問題だったり。

目の前でそんなバトルを見ながら、ご飯を食べたくないじゃない?

 

 

長女ちゃんはね、適度にピアノを楽しみたいのです。

別にピアニストになろうだなんて思ってないのです。

ピアノの先生とおしゃべりしながら、適度に楽しんでピアノをやりたいわけだ。

 

長女にとっては、「練習しろ、練習しろ」という母親が問題なんだな。

 

 

ピアノをやらせたい妻にとって、ピアノの練習をしないことは問題なんですね。

 

おもしろいよね〜。

みんなで問題を作ってるんだ。

作りあってるんだ。

 

 

いい?

問題を問題だと感じてるのは自分なんですよね。

みんな、自分で問題をつくってるんだなぁ。

 

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

その問題って、他の親から見ても問題?

他人の子でも問題?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。