書くのが苦手な子が読書感想文を書くために
物語文を読んではいけない
そもそも、の話をしよう。
たとえば、免許取り立ての最初の一台に、
フェラーリは選ばない。
たとえば、登山を始める場合。
いきなりエベレストには行かない。
たとえば、初めての海外ひとり旅。
とりあえず中東は選ばない。
はい。
なのにだ。
なのに、なぜ書くのが苦手な子どもに
活字がたっぷりある本を渡すのだ。
課題図書とか選んじゃダメ。
ハリーポッターとかダメ。
いい?
そういうのは、
そもそも読書が好きで
書くのも得意でって子に
用意された本なわけ。
とりあえず、
言っとくけど、
毎年読書感想文でヒーヒー言ってるなら、
まず本は短い方がいい。
いいですか?
短い文章を選ぶことです。
長くて分厚いのとか選んじゃダメなの。
そうそう、物語もダメなんだよね。
読むだけでも大変なのに、
それを読解するのはもっと大変です。
読書感想文を書くことに苦労している子が、
わざわざハードルを上げる必要などないのです。
オススメの本を紹介します。
ひすいこたろうさんの「あした死ぬかもよ?」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
マツダミヒロさんの「こころのエンジンに火をつける 魔法の質問」(サンマーク出版)
なんてのはいかがでしょう。
読むのが早い人ならば30分で読めます。
読むのが苦手な人は、読みたいページを読むだけでも書けます。
読みたいページだけ読めばいいって最高ですね。
そこはもう、思いっきり楽をしてください。
んで、ひすいさんの著書にはワークがあります。
ミヒロさんの本には「しつもん」があります。
それをやってみるだけで、かなり文字数を稼げるはずです。
ちなみに、
「お母さんはこうで、お父さんはこうでした」
って書けば、さらに文字数が稼げます。
引用してもいいんだよう♪
物語文の感想でやってはいけないのは、あらすじを書くことです。
必死にあらすじを書いてくるんだけど、はっきり言って読むの苦痛です。
友人が昨日見たドラマの話を一生懸命話してくれるのを、喫茶店でひたすら聞かされる人間の気分です。
その点、いいですよ。
ひすいさんの書く文章は、すでにわかりやすくまとまっているため、小中学生の文章力でも要約しやすいはずです。
ミヒロさんの本ならば、1ページ丸ごと写したって「引用」で済ませることができます。
いいですか?
書き写しても「引用」です。
で、あとは考えたことや感じたことを書けばいい。
ミヒロさんの本ならば、「しつもん」の答えを書いて、どんな行動を取ったかを書いて、誰にどんな言葉で紹介したいかを書けば、すぐ書き終わります。
そもそもあなたの作文を読む人は、本の中身が知りたいわけではありません。
そういう人はアマゾンのレビューを見ればいいのです。
作文を読む人が読みたいのは、あなたがその本を読んで「何を感じたか」「何を考えたか」なのです。
つまり、読ませたいのは「人となり」なのです。
本のことなんて、どうだっていいのです。
そんなことを書いたら、ミヒロさんとひすいさんに叱られそうですが、お二人とも優しいので大丈夫です。
いいですか?
読んでるあなたは何者なのか。
それを知りたいのです。
ってことは、それを書き綴りやすい本を選ぶのが正解なのです。
さあ、いい感じに本を紹介してみました。
んでもって、
このあたりに、
アフリエイト広告を貼っておくと、
本が売れそうなので貼っておきます。
売れると10%、もらえるってネットに書いてありました。
なになに?ロープライスで213円と148円…。
両方売れると35円か…。
なんじゃそりゃ⁉︎
創造的な人生を生きるためのしつもん
文字の少ない本には、どんなものがありますか?