子どもが学校に行かなくて不安なあなたに
この気持ちは何だろう?
日本人学校時代、
長男くんも長女ちゃんも、
学校を休みまくった。
「行きたくなければ行かなくていい」
それが我が家のルールだから。
揃いも揃って、
休みまくった。
2学期までで30日。
日本ならば「不登校」に計上する欠席数だ。
僕は日本人学校の生徒指導部長。
当然、欠席がちの子の名前は耳に入る。
「それ、ウチの子ですけど!」って感じ。
連絡帳は、
僕が直接担任の先生に手渡す。
だって、
同じ職員室だもん。
もちろん、
「大丈夫ですか?」と
心配される。
学年主任の先生も親身になって
相談に乗ってくれる。(相談はしてないけど)
「あ〜、ただ行きたくないだけなんで大丈夫です」
そんな感じだった。
「行きたくなければ行かなくていい」
でもね、ホントはモヤモヤしていたんだ。
口で言うのはカンタンだけど、
腹に落として実践するのは難しい。
そりゃ、毎日学校に行ってくれたら安心するもん。
普通に行って、普通に帰ってきたら安心するよ。
親なんてそんなもんじゃない?
ただ、学校に行かなくたって、
なんとかなるルートを僕はいくつも知っている。
中学校ぐらい行かなくたって、
高校に行く方法はいくらでもある。
高校はすっ飛ばして大学に行く方法だってある。
ついでに言うと、ビジネスの作り方を知っているから、
中学校を出たら働いたっていい。
そう!
「学校に行かせなければならない」という理由が
僕にはないのだ。
それなのに、
「子どもが学校に行く」と安心し、
「子どもが学校に行かない」とモヤモヤする。
この気持ちは何だろう?(by谷川俊太郎)