怖がる子どもに無理をさせるのは危険だぜ!

うんていをする子ども

しつこく今日も、ジャングルジムの話から始めたい。

https://happy4teacher.com/?p=6034

 

 

子どもたちって、「俺はできる!」って思ったら、ずんずん突き進む。

「人生はできるか、できないか」じゃない。

やるか、やらないか!

 

 

子どもたちはワクワクアクション直結している。

自分の気持ちに超絶ストレート

 

 

 

このジャングルジム、

登りてぇぇぇぇ〜〜っ!!

 

 

そう思ったら、もう登っちゃう♡

登りきって下を見てびっくり。

 

 

降りれな〜〜い!

 

 

…なんてことが、よくある。

 

 

大人はすぐに正解・不正解を考える。

メリット・デメリットを考える。

子どもたちにはそれはないわけ。

 

 

心がワクワクして、脳みそがスパークしたら、もうやっちゃう。

まず、やっちゃう!

で、失敗することもあるんだけど、失敗するのが大事なんだよなってことをこれまで書いてきた。

https://happy4teacher.com/?p=6038

 

そしたらさ、ある保育士さんが教えてくれたんだ。

 

 

「子どもがワクワクで動いているときって、筋肉が柔らかいから怪我をしにくい」って。

そんなときは、大人は見守るだけでいいそうだ。

 

 

一方、子どもが怖がっているのに、登らせちゃう親もいる。

スパルタ父ちゃんに多いんだけど。

 

「怖くない!」

 

「大丈夫だ!」

 

「お前ならできる!」

 

「ビビるな!」

 

 

これが教育だよね。

これが躾だよね。

これが理想の父親像だよね。

 

 

そんな感じで叱咤激励する。

でもさ、子どもは登りたくないのね。

登るの、怖いのね。

 

 

えっ?恐怖を克服することが大切?

 

 

No! No!

 

 

そもそも、この子はその恐怖を乗り越えたいなんて思ってる?

そのジャングルジムに登りたいと思ってる?

 

 

しつもんしま〜〜す♡

 

登らせたいのはだれですか?

 

 

はい、父ちゃん。

あなたです。

そんなときが一番危険らしいよ。

 

 

子どもはやりたくないの。

怖がってるの。

そんなときは、筋肉に力が入る。

身体が強張る。

すると、めちゃくちゃ危険!

怪我をしやすいんだって。

 

 

だから、子どもが怖がってるならやらせない。

周りの子に囃し立てられて、止むに止まれずチャレンジする…なんてとき、あるよね。

 

 

やりたくないことは「やらない」がいい。

 

 

大人はさ、子どもの表情とかに敏感でありたいよね。

自分のエゴをぶつけるんじゃなくてさ。

親のエゴで、子どもを危険に晒しているとしたら、そりゃある意味虐待だよな。

 

 

僕はそう思うけど。

 

 

子どもとつながる問いかけの魔法

 どんな表情をしていますか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。