子どもと何して遊ぼうか?

うんていをする子ども

この春、小学生になる次男くんとふたり。

上海ディズニーランドへ行ってきました。

 

 

帰り際、

「お父さんは楽しかった?」

って次男くんが尋ねるんです。

 

 

僕は答えます。

 

「お父さんは、◯◯ちゃんが楽しそうな姿を見るのが大好きだから。

◯◯ちゃんが楽しかったなら、お父さんも楽しかったよ」

 

 

それを聞くと、彼は嬉しそうに駆け出しました。

 

 

帰り道。

地下鉄に乗ると、彼はそのまま電池が切れてしまいました。

 

 

抱きかかえる。

ずいぶん大きくなったその身体を支えながら、僕はやはり大きな幸せを感じていました。

 

 

 

僕は、おそらく世のお父さんよりも子育てに参加していると思います。

だから、周りの人から「偉いね」とか「がんばってるね」とか言われるんです。

 

 

でも、それは違うのです。

僕は偉くもないし、がんばってもいないのです。

 

 

 

ただ、それが「好き」だからやっているのです。

「大切にしたいこと」を大切にしている。

ただそれだけなのです。

 

 

 

そもそも、子育てなんて、努力してやるものじゃないと思うのです。

人間以外の生き物は、努力して「子育て」をしているようには見えないんですよね。

 

 

子育てなんて「習うもの」でも「学ぶもの」でもないと思うのです。

それに、人間の歴史の中で、「子育て」なんてものを学ぼうとし始めたのは、ここ最近の話なのです。

 

 

生き物なんて、すべて子育てしてるわけだけど、そんなもの学んでるの、人間だけですよ。

ですから、そういうの、不自然だよねって思う次第です。

 

 

結局、湧き出たものが正解じゃないのかな〜って思うのです。

子どもが笑ってたら、うれしいじゃん?

子どもが楽しそうなら、嬉しいじゃん?

 

 

それでいいんだよね。

それだけでいいんだよね。

 

 

湧き出たものを信じて、楽しんで子どもと接すればいいじゃん?

それが子育てだって。

 

 

頭じゃなくて、心を使うのさ。

どうせ正解なんてないんだもん。

 

 

子どもとつながる問いかけの魔法

子どもとの一番の思い出は何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。