祖父母がいちいちうるさい!そんなときはどうしたらいいの?


子どもは育ちたい方に育つ。

親や教師の思ったようには育たない。

 

 

でも、その子の心のエネルギーを満タンにしておいてあげれば枯れることはない。

折れることも腐ることもない。

 

 

本当に人間というのは植物みたいなものだ。

必要な水を与え、必要な光と当て、必要な温度で、豊かな土壌で、愛情いっぱいに育てていけば、枯れることも折れることも腐ることもない。

 

 

ただ、親や教師の思ったようには育たない。

サッカー選手になったらいいな、と思った長男は今、ロボットを作っている。

運動神経がいいからスポーツでもやったら?と思っていた長女は絵画の道に進んでいる。

 

 

親の意図なんて、子どもには関係ないのだ。

むしろ、そんなものは手枷足枷にしかならないように思う。

 

 

だから、僕はいつもやりたいことをやりなさいと伝えている。

どうせ、親の意図通りには育たないのだ。

だったら、意図を放つのはやめよう。

 

 

育ちたい方向に育てばいいじゃないか。

 

 

枯らさぬように、折れぬように、腐らぬように。

ただそれだけを心がければいいのです。

 

 

きっとこの子は大丈夫。

そう信じてあげること。

そこからすべては始まります。

 

 

意図を放たない。

これが大事だと思います。

 

 

昭和生まれの僕らは、親や教師など、大人の意図をたくさん受け取ってきました。

だからでしょうか。

ついつい、今の時代を生きる子どもたちにも意図を放ってしまう。

 

 

 

でもね、もうそんな時代じゃないんですよ。

 

 

そしたら、あれね。

おじいちゃん、おばあちゃん世代が、「あなた、ちゃんと子育てしてるの?」なんて言ってきてね。

パパママ世代はもう大人になってんのに、まだ意図を放ってくる。

 

 

 

人はすぐ他者をコントロールしようとする。

自分と異なる行動を見つけると、それを「間違い」と捉え、修正しようと試みる。

その結果、心が離れていくのです。

 

 

コントロールしてくる相手と接するときは、素直に聞くといい。

正確には、聞いたふりをするといい。

 

 

「そうですね、そうですね、ごもっとも!」と伝えて、

結局こちらは何も変わらない。

そのぐらいでいい。

 

 

暖簾に腕押し作戦ww

 

 

じじばば世代はさ、言いたいだけ、ってことも多い。

言えて満足!みたいなね。

 

 

だから、素直に聞いてあげる。

素直に受け止めてあげる。

 

 

一切受け取らないけどね。

受け止めるぐらいはしてあげた方がいい。

それで満足してくれるならいいじゃないか。

 

 

どうせ争ったところでぶつかるだけだしね。

相手を変えようなんて思わないことさ。

 

 

だって、相手もあなたを変えようとしてるんだもん。

受け流す、が正解かな。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。