そうだ!学校をつくろう!
僕が今からつらつら書くのは、あくまでも妄想です。
学校をつくろうと思うんです。
ただし、あくまでも妄想です。
スマホのアプリの中にその学校はあります。
ログイン画面にパスワードをIDを入力すると、登校することができます。
画面上は時間割になっています。
たとえば、月曜日の1限をクリックすると、3種類の授業が出てきます。
A教室は木工教室。
家具メーカーを昨年退職した山田さん(仮名)が先生です。
B教室は歴史教室。
3年前まで高校で社会科を教えていた田中さん(仮名)が先生です。
C教室はラーメン作り。
近所のラーメン屋さんの鈴木さん(仮名)が、ご自身の店舗でラーメンの作り方を教えてくれます。
児童生徒は、自分が学びたいものを前日までにクリックします。
クリックした人数は、前日までに山田さん、鈴木さん、田中さんのもとにメールで配信されます。
当社はアプリというプラットフォームを提供し、会場を押さえておきます。
子どもたちに「何か」を教えたい人と、「何か」を学びたい人を結ぶプラットフォームです。
よく、「ウチの子に合うフリースクールを探しています」という声を耳にします。
でも、理想の学校なんてあるのかな?なんて思うわけです。
入ってみなきゃわからないし、もしかしたら卒業した後でないと、その価値ってわからないかもしれません。
それに、教育は「人」です。
「箱」じゃないんです。
作家さんが文章の書き方を教えたり、結婚式場の方がマナーを教えてくれたりした方が面白くないですか?
そして、なによりこのシステムだと、教育を選べます。
別に普通の学校に行ってもいいんです。
「明日はなんとなく行きたくないな〜」なんてこともあるでしょう?
「不登校」ではないけど「休みがち」なんて子もいるでしょう?
行きたくないから行かないってのもつまんないじゃん?
アプリ開いて、「あっ!明日、木工教室あるのか。山田さん(仮名)とも話がしたいし、こっちに行ってみよう」なんてノリで教育が選べるといいなって思うんですよね。
ちなみに、会場はすべて公民館や自宅や公共施設です。
農家の畑や、企業の工場も校舎になるね。
箱を持たないし、先生も囲いません。
これからは超高齢社会ですよ。
コンテンツをもったお年寄りがいっぱいいるはずです。
ついでにいうと、空き家がどんどん増えるんです。
そのうち、ビジネスが回り出したら、リノベーションして校舎をそこら中に作っちゃうのもありですね。
経費を抑えるってポイントですね。
経費を押さえられるということは、会費をぎゅ〜っと抑えられるということです。
けっこうフリースクールって会費が高いですもんね。
授業を受けた分だけPayPalによるクレジット決済です。
講師の方には、授業を受けた児童生徒分の講師料が口座に振り込まれるフルコミッションです。
超平等です。
生徒からも保護者からも苦情がくるようなクソみたいな授業をしている先生も、必死に教材研究をしている素晴らしい先生も同じ給料の公教育の先生とは大違いです。
いい授業をしていれば人は集まるし、集まった分だけ講師料に反映されます。
「やりがい」が違います。
あとはフェイスブックグループでコミュニティーをつくり、zoomで面談や進路相談を行い、たまに遠足や修学旅行など学校行事を組み込めば完璧ですね。
「自分に合った学校」を探すより「自分が受けたい授業」を選んだ方が早いと思うんだよね。
担任の先生もアプリ上で選べたらいいよね。
くればやし先生(実名)残生徒20名、加藤先生(仮名)残生徒8名…みたいに画面上に「担任の先生」選択画面があって。
担任の先生の講師料も、生徒数で決まる…とか。
結局、教育の主導権を先生側から子どもたち側に移行すると面白いんじゃないかな、と。
資金はクラウドファンディングで集めて、アプリはクラウドソーシングで作ってもらったら、なんかできそうじゃない?
大人もさ、「やりたいこと」や「子どもたちに伝えたいこと」をどんどん提供していくの。
ただし、子どもたちの需要がなければ仕事はなくなるから。
お金にはあまりならないけど、むっちゃ「やりがい」はあると思うよ。
子どもだって、いろんな大人に出会えて刺激になるだろうし。
なによりさ、今日は「普通の学校で勉強したい!」って日は学校に行けばいいだもん。
全部、選べるわけ。
そりゃ、もう、主体的な子どもが育つよね。
な〜んてことを妄想しておりました。
だれか「やりたい!」って人、いないかな。