見たいように子どもを見てはいませんか

都合よく子どもを見ない

子どもたちを自分に都合よく見てはいないですか?


人間は、自分に都合よく、周囲を見つめます。
自分に都合よく解釈しているとも言えます。

 

たとえば、
提出物が出せない子。
忘れ物が多い子。

 

この状態を招いているのは先生だ!
なんて言われたら、辛いですよね。

 

だから、私たちは、自分に都合よく解釈します。

 

親が悪い。
育て方が悪い。
地域が悪い。
本人に問題がある。

 

そうやって、自分以外に問題を見つけると、とっても楽になります。

 

ところが、その見方では何ひとつ良い方向には変わっていきません
このような解釈をすると、私たちが手を入れるべき対象は「親」であり、「育て方」であり、「地域」であり、「本人の抱える問題」となってしまいます。

 

ところが、そんなものを変えられる力は私たちにはありません。

手の施しようがないことに、理由を求めると、実は楽になります。
結局、都合のよい解釈は、子どもたちを叱るだけでなにもしないという無責任な指導者を生み出しているような気がするのです。

 

子どもたちを「ありのまま」に見る


都合のよい解釈を交えず、事実を淡々と眺める。

 

どうして、この子は提出物が出せないのか。
どうして、この子は忘れ物が多いのか。

 

そして、「僕にできることはなんだろうか」と、子どもの姿に寄り添って考える。

それができるのが「ハッピーな先生」なのだと思います。

 

 


ハッピーな先生になるためのステップ

 

 ありのままに「子どもの姿」を見つめること

 

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。