「ほめる」より「認める」が子どもを強くする


プロセスを認めて、強い子を育てる

「ほめて伸ばす」とよく言うけれど、「ほめる」よりもっと伸ばす方法をお伝えします。

 

僕は「ほめること」すら手放して、もっと子どもたちを伸ばしたいと考えています。

 

「ほめる」という行動を手放してみる。

 

「できたこと」を「ほめる」と、できないときは辛い。
できない子は、もっと辛い。

 

「ほめること」がないな〜、なんて思われたら、もっともっと辛い。

 

子どもも苦しい。
先生も苦しい。

 

そんなことは、さっさと手放してしまえばいいのです。

 

 

「ほめる」に隠されたマインドに子どもたちは気づいている

 

「ほめる」という言葉には、どこか「上→下」という感じがします。
「ほめる」という言葉には、相手はコントロールしていこうというマインドが見え隠れします。

 

ほめることによって、自分の意図する方向に促そうとする。

そんなマインドを子どもたちは敏感に感じ取ります。

 

だから、「ほめる」よりも「認める」がいい

 

結果を「ほめる」のではなく、事実を「認める」。

 

それなら、とっても簡単です。

できても、できなくても、がんばったそのプロセスを認めてあげる。

 

がんばってる「あなた」を認めてあげる。
がんばってる「子ども」を認めてあげる。

 

できない自分を受け入れられたとき、子どもたちは勇気をもって挑戦していくことを覚えます。

 

転んでも転んでも立ち上がる、強い子に育ちます。

 

だから、「がんばってるね」って認めてあげる。
作品でも記述でも行動でも、「いいね」って言葉にする。
ニッコリ微笑むだけでもいい。

 

そうやって、認めてくれる大人の存在が、子どもを強くするのです。

 

「失敗したっていいじゃん!
 がんばってる君が好きだよ」

 

「ハッピーな先生」は、子どもの人生に寄り添う先生です。

 

子どもに「人生に負けない強さ」を身につけさせる。
それも、大事なお志事です。

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 プロセスを認めて、挑戦する勇気をもった子どもを育てる

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。