ありのままに子どもを見つめる
ありのままの子どもたちを見つめる
子どもたちを「ありのまま」に見ることは、実は大変難しいことのようです。
見ているようで、ほとんど見えていない。
すべての認識は、感情というフィルターを通して認識しています。
だから、今見えている子どもの姿は、感情の置き方に寄っては、見える姿が違ってくるかもしれません。
前の先生から引き継いだのは事実ですか?
それとも感情ですか?
私たちの引き継ぎは評価を交えます。
すると、客観的な事実ではなく、感情を引き継いでしまうことが多分にあります。
先入観や感情で、子どもの見え方は大きく変わります。
例えば、
「この子、好きではないな」という嫌悪の感情が心にあれば、その子の言動すべてに悪意を感じてしまうのです。
私たちの心は常に感情に流されています。
そして、僕らは神様ではありませんから、感情をコントロールすることはなかなかできません。
そんなときは、自分の感情に気がつくことです。
好き嫌いというのは、とてもわかりやすいものです。
接しているときの、快や不快といった感情も気がつきやすいでしょう。
怒り、落胆、そういった感情も自分のフィルターを知る材料になるでしょう。
生徒指導上の問題が起きて怒り心頭!なんてことありますよね。
そんな怒りの感情というフィルターで見れば、起きている出来事をニュートラルな視点で見つめることはできなくなります。
こじれてしまった事件、初動で失敗している事件のほとんどは、感情のフィルターで事実を見つめてしまっていることがほとんどです。
うまくいかなかった生徒指導上の案件を思い浮かべると、事件が起きた直後、自分や同僚が感情に流されていることばかりでした。
自分の感情に気がつくことで、そのフィルターは取り除くことができます。
感情のフィルターを手放し、子どものありのままの姿を見つめたとき、真実の姿が見えてきます。
ハッピーな先生になるためのステップ
感情ではなく事実を通して、ありのままの子どもの姿を見つめる