変わらない人への不満を手放す


外に要因を求める思考が苦しめる


自分の仕事がうまくいかないとき、私たちは外部に要因を求めたがります。

あの子が悪い。
あの親が悪い。
あの先生が悪い。

そして、なんとかその相手を変えようと奔走します。

けれど、やっぱり変わらないんですね。


「なんでわからないの?」
「なんで変わらないの?」


と腹を立てていたりするわけです。

 

生き物は変化することを嫌います

 

さて、生き物は変化することを嫌います。

とりわけ、人間は変化することが大嫌い。


ダイエット。

禁煙。

禁酒。

 

それから、


「整理整頓ができるようになりたい」

「無駄遣いをなくしたい」

「ルーズな性格をなんとかしたい」

そんな願望でもいいでしょう。

 

変えられたことって、どれくらいありますか?

僕にはほとんどありません。

 

自分で変えたいと思うことですら、なかなか変えることは難しいのです。

自分のことですら変えられないのに、どうして他人のことは変えられると思ってしまうのでしょうか。

 

他人を変えようとする思考を手放すと楽になる

自分のことでさえ思い通りにならないのが人間です。

まして、他人を変えることなどできるわけはないのです。

だから、いつも戒めとして心に置いている言葉があります。

それは、「変えられるなら自分だけ」。

 

変えられないものを変えようとしてイライラしている。

こんな気持ちを手放すだけで、ハッピーは向こうからやってきます。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 児童生徒や同僚を変えようとして、変わらないことに不満をもつ感情を手放す

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。