力づくの指導を手放す、たった一つのマインドセット

「力づくの指導」では、子どもの花は咲かないことを知る

叱ってホントに伸びるなら、叱ればいい

 

僕は怒鳴ってばかりいる先生でした。

怖い顔して、高圧的で、大きな声で怒鳴って。

そんな先生でした。

 

なんでも思う通りに行くと思い上がっていたんです。

 

どんな子でも、そうやって厳しくやっていれば、

言うことを聞くだろうと勘違いしていたのです。

 

僕には、謝りたい子どもたちがたくさんいます。

 


それで今、僕はほとんど叱りません。

 

叱っても伸びないという事実に気がついてしまったからです。

 

子どもたちは、ちゃんと成長するんです。

僕らがやることは土を耕し、水をやるだけ

子どもたちは自分で芽を出し花を咲かせるんです。

 

余分な手を加えるから、美しく咲かないの

 

そこにいるだけで素晴らしい。

存在そのものに感謝する。

失敗も認めてあげる。

そうやって全部受け止める。

ただ、それだけのことでした。

 

 

「普通の先生」には普通の先生のやり方があるのです

 

「オレがアイツを変えてやろう!」

 

そんなのは傲慢です。

 

もしかしたら、「素晴らしい」先生というのは、

そういうことができるのかもしれませんね。

 

しかし、僕は「普通の先生」です。

 

「普通の先生」には「普通の先生」なりの

「ハッピーな教室」のつくり方があると思っています。

 

子どもたちを「変えること」はできないけれど、

「変わろうとする力」を応援することはできる。

 

「花の種」の中には、上手に咲けない種もあります。

けれど、咲きたくない種はありません。

みんな、花を咲かせたい。

 

子どもたちだって同じ。
みんな、花を咲かせたい

 

「ハッピーな先生」は、

そんな子どもたちの土を耕し水をやり、

お日様にあててあげることしかできないのです。

 

でもね、それが一番大事なの。


「ハッピーな先生」になるためのステップ

 

 『力づくの指導』では子どもの花は咲かないことを知っておく

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。