「怒り」を手放して指導する方法
腹が立ったら、深呼吸!
また提出物を忘れてきた。
全然宿題をやってこない。
そりゃ、人間だから腹が立ちます。
怒りたくなります。
で、そういうとき「怒り」にまかせて叱ってしまう。
それって、先生の自己満足だと思うのです。
「腹が立ったから怒った」なんて、教育じゃないですよね。
と、頭ではわかっていても、やっぱり怒鳴りたくなります。
だから、まずは深呼吸!!
さあ、指導に入りましょう。
子どもの脳内会議のファシリテーターになる
まず、こちらの考えを一方的にぶつけないことです。
「私はこう思う」
「こういうときは、こうすべき」
みたいなお説教は、「怒り」を伝える有効な手段です。
「言いたいこと」は伝わりませんが、「怒り」はちゃんと伝わります。
では、何をするのか。
子どもに寄り添うのです。
僕はいつも問いかけます。
「何があったの?」
「それでどう思ったの?」
「これからどうしたいの?」
って一緒に考えるんです。
自分で答えにたどり着けるように、頭の中を整理してあげるんですね。
子どもの脳みその中で、善と悪に議論させるんです。
もうね、戦って戦って、議論に議論を重ねさせるの。
先生は、その会議のファシリテーターになればいい。
子どもに精一杯、「これから」のことを考えさせるんです。
そして、子どもが紡ぎだした結論を応援するのが「ハッピーな先生」です。
ハッピーな先生になるためのステップ
子ども自身に考えさせる指導で、「怒り」を伝えないようにする。