子どものキラキラしたところを「意識して」見つける
できないところに目が行きがちです。
不思議なもので、人間というのは「いいところ」よりも「できないところ」に目が行くようです。
我が子の通知表、「◎」がたくさんありました。
ところがです。どうしても「◯」に目が行ってしまう。
「がんばったね。でも…」となってしまうのです。
中学生の通知表もそう。
ほとんど「5」だけど、一つだけ「4」があったとします。
すると、その「4」に目が行ってしまう。
学級の子どもたち、それぞれの子の「いいところ」と「改めるべきところ」、思い浮かべてください。
「改めるべきところ」の方が浮かんできやすくないですか?
どうやら、私たちは「短所」の方が見つけやすいようなのです。
子どもたちの姿をじっくり見つめる
子どもたちの姿は、ゴツゴツした石ころに似ています。
ゴツゴツ尖ったところは、子どもたちの「改めるべきところ」。
忘れ物が多い。
提出物が出せない。
掃除をサボる。
ダラしない。
勉強ができない。
反抗的、粗暴。
話が聞けない。
一目でわかる、その子のユニークな部分。
一目でわかるし、触れると痛い。
でも、その石をよ〜く見つめる。
持ち方を変えたら、手にしっくりくるかもしれません。
じっくり眺めたら、造形の美しさに目を奪われるかもしれません。
人間は見たいように見てしまうところがあります。
そして、「短所」に目が行きがちです。
そういう特性があることを知れば、私たちは「子どもたちへのまなざし」を変えることができます。
つまりは「意識」して、子どもたちのキラキラしたところを見つめていくことが大切なのです。
ハッピーな先生になるためのステップ
意識して子どもたちのキラキラしたところを見つけていく。