手のかかる子と接するときに、絶対に大切にしたいマインド

子どもたちとの出会いに感謝すると、子どもへのまなざしは変わる

悩ませてくれる子の存在は宝です

「先生、またAくんがこんなことをしました」

「先生、Aくん、何度言ってもこうなんです」

 

担任の先生を困らせるAくん。
毎日のように、教室を引っ掻き回します。

 

「先生、どうしたらいいですか?」

 

みなさんなら、なんて答えますか?

僕はこんな話をしました。

 


よかったね。
Aくんのおかげで、あなたはまた『先生』として成長するチャンスをもらえたんだよ。

 

学級の子どもたちがみ〜んな穏やかで

勉強ができて

忘れ物一つなくて

提出物も忘れなくて

仲良しだったらだよね。

 

やることないよね

 

でも、それでは先生自身が成長することもないんだよね

 

だから、Aくんと出会えたことも素敵なことそんなAくんを産んでくれたお母さんも素敵。

 

そんな感謝の想いで接したら、全然変わるから。

 

Aくんが何かするたびに、『ありがとう」って思って接してごらん。

どうしたら、この子が幸せに生きられるかな〜って考えてごらんよ

 

 

出会えたことに感謝する

手のかかる子は、どの教室にもいます。

その子に対して、ネガティブな感情を抱いていませんか?

 

ネガティブな感情は必ず相手に伝わります。

 

だって、そうでしょ?

相手が自分のことを嫌っていたら、それって感じてしまいますよね。

だから、そのネガティブな感情を手放してください。


手をかけさせてもらることはありがたいことなのです。

 

手のかかる子に、先生としての大切な部分を磨いてもらっている

ありがたいことですよね。

そういう子どもが、「先生の先生」なんです。

 

感謝です。

僕はそんな子と出会えたとき、まず感謝するんです。

 

 

そして、

この子との出会いから僕は何を学べるのだろうか。

それを考えるんですね。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 出会えたことに「ありがとう」と感謝する。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。