「さあ、この子をどうやって幸せにしようか」と悩む
だれのための先生ですか?
子どもたちに、
言うことを聞かせるのなんて
カンタン!
怒鳴ればいい。
凄めばいい。
威圧的に出て、
力で押さえつける。
僕も、
そんな先生の一人でした。
それこそが指導力だと勘違いしていました。
でも、
それでは
目の前のこの子たちを
幸せにできない。
そのことに気づいたとき、
僕はこれまで出会った子どもたちに
申し訳ない気持ちになりました。
僕は悩んでこなかったんです。
なんでも力づくで指導してきたのです。
「目の前の子どもを幸せにする」
そのたった一つのミッションのために、
生徒指導主事として、
学年主任として、
困っている先生と一緒に悩む時間を大切にしています。
だれのための先生なのか。
それはもちろん、
子どもたちのための「先生」。
だから、「力づくの指導」を手放し、
う〜んと悩むことにしたのです。
生徒指導の一歩目は、
出会えたことに感謝すること
クラスみんながいい子だったら、
僕らは必要ありません。
手のかかる子がいてくれるから、
僕らは必要とされるのです。
勉強が苦手
コミニュケーションが苦手
行動が遅い
暴れる
キレる
そういう子どもたちが、
僕らを育ててくれるのです。
だから、
まず
『出会えてよかった~』
って思ってください。
これは、
大きなマインドの変化です。
次に
『この子を幸せにしよ~っ』
って願ってください。
心の底から願ってください。
そして、う~んと悩む。
自分のことのように悩む。
だれかの幸せのために
悩めるなんて幸せなことです。
手のかかる子は
好き勝手にやっているように見えるけれど
本当はとっても苦しんでいる。
「ハッピーな先生」は
「ハッピーを創造するクリエイター」
さぁ、彼の、
彼女のハッピーをどうやって創造しようか。
僕らは今日も悩むのです。
ハッピーな先生になるためのステップ
子どもの幸せについて悩めるという幸せを噛み締める