子どものテレビゲームを止めさせたいあなたへ
「くればやし先生は、
テレビゲームについてどう思われますか?」
この質問、
ほぼ毎回される質問である。
期待されている答えはきっと、
「ゲームはよくないですねぇ」なのだ。
そして、お母さんはこう言う。
「ほら、
元中学校の先生もね、
ゲームはよくないって言ってたわよ」
と。
ちなみに、僕はゲームが悪いとはカケラも思っていない。
だって、俺、むっちゃファミコンやって育ったし。
今も子どもたちとゲームやりまくるし。
ゲームなんて、
ただの娯楽だ。
恐るに足りん!
で、先日の講演会でもご質問いただいたのだ。
そんなわけで、僕はこんなお答えをした。
たとえば、もし。
あなたが嵐のことが大好きだったとする。
そんな大好きな嵐に夢中のあなた。
あなたに家族がこう言うんだ。
「嵐ばっかり見てんじゃないの!」
「いつまで嵐を見ているつもり?」
「嵐は30分だけにしなさい!」
そう言われたあなたはきっと、
こう思うはずだ。
うるせえ!
クソババア!
と。
たとえば、もし。
あなたがプロ野球が大好きだったとする。
そんな大好きなプロ野球に夢中のあなた。
あなたに家族がこう言うんだ。
「野球ばっかり見てんじゃないの!」
「いつまで野球を見ているつもり?」
「野球は30分だけにしなさい!」
そう言われたあなたはきっと、
こう思うはずだ。
うるせえ!
クソババア!
と。
さて、問題だ。
ゲームを辞めさせたいあなたは、
子どもにくどくどと
こうつぶやくのだ。
「ゲームばっかりしてんじゃないの!」
「いつまでゲームをしているつもり?」
「ゲームは30分だけにしなさい!」
そう言われた子どももまた、
きっと、こう思っているはずだ。
うるせえ!
クソババア!
と。
毎日毎日、
クソババア!と思った結果、
あなたと子どもの関係性は壊れてしまう。
ゲーム依存については、この記事を読んでね♡
大好きなものを否定したら嫌われるよね。
それ、普通。
「あんな男はやめておきなさい!」
そんなことを言われたら、
逆に盛り上がるのが恋心である(笑)
ぶっちゃけ、
ゲームやって死んだ奴なんていないよ。
でもさ、
親子の関係が壊れて死んだ奴はいるわけよ。
敵はゲームじゃねえぞ。
ゲームしか楽しみがない状況。
こっちの方が問題だぜ。