メルマガを1500号書き続けて思うこと


失敗しなきゃ成功しない

 

プロ野球選手は、打率3割で1流。

打率2割を切れば戦力外。

そんな厳しい世界だ。

 

 

一方、僕らのようなフリーランスの世界は、

打率は確実に2割を切っている。

 

 

たくさんのチャレンジをし、

たくさんの失敗をし、

少しだけ成功している。

 

 

大切なことは打席に立つことであり、

凡打を繰り返さないとヒットが打てない。

 

 

ただ、SNS上には失敗している姿なんて見せないから、

あたかも「何もかもがうまく行ってるように見える」けど。

 

 

それは「見せている世界」のお話。

現実には山のような失敗で僕は造られている。

 

 

大切なことは、失敗することだ。

 

 

企画倒れになったり、

集客しきれなかったり、

ハシゴを外されたり。

 

 

いろんな経験をした。

山ほど失敗をした。

 

 

失敗から「失敗する方法」を学び、

自分自身をアップデートしていく。

 

 

そんな毎日の繰り返しである。

心が折れている暇はない。

 

 

応援してくれる人を応援する

 

初めてブログを書いた日。

僕はアップロードすることができなかった。

こんな僕が「教育について語るなんて…」と思った。

 

 

たかだか16年。

赴任した学校は4校。

出会ってきた子どもたち3000人。

その程度の経験である。

 

 

その程度の経験で持って、世の中に「自分の考え」を発信するなどおこがましい。

そう思っていた。

 

 

情けない話だけれど、書いた日から1ヶ月、僕はアップロードができなかった。

ようやくアップロードできた日、ついた「いいね」の数はわずか2個。

僕と、妻と。

それだけだった。

 

 

あの日から1500号。

毎日毎日書き続けている。

 

 

あんな長文のメルマガをほぼ毎日届けている。

結構迷惑な話だ。

 

 

だから、どんどん解除される。

毎日「新規登録」があり、毎日「登録解除」があり。

合計すると少しずつ少しずつ読者を増やしている。

 

 

「メルマガ登録をしてくれたら、PDFをプレゼントします」とか、やったことないし。

SNS上でメルマガ登録を募ったこともない。

 

 

たまたまブログに通りかかった人が興味を持ってくれて、メルマガ登録をしてくださる。

毎日読むことでファンになる。

ファンにならなければ離脱していく。

 

 

まあ、そういうことになっている。

 

 

メルマガは僕にとって、僕のことを好きな人に発信する媒体なのだ。

そこがブログとの圧倒的な差だと思う。

 

 

読者がいなくても折れるな

 

初めの頃って、ブログもメルマガも読者が少ない。

少ない、というか、むしろ「いない」に近い。

 

 

誰も読んでいない文章を書くのって、けっこうしんどい作業だ。

でも、書く。

書き続ける。

 

 

ブログというものは、情報が蓄積されていく。

書けば書くほど成長していくのだ。

 

 

今、そのブログに読者がいなくても、

書き続けていれば、

いずれ必ず読者が現れる。

 

 

あなたにとってのキーパーソンが現れる。

 

 

それを信じて、

読者のためになる記事を書き続けるのだ。

 

 

読んで「ため」になる記事を書く。

これ、ポイントである。

 

 

読者がいなくても、

読者を想定し、

その人がブログを読むことで、

少しでも幸せになれる記事を書くことだ。 

 

 

 

メンターの教えを信じること

 

僕はミヒロさんを心酔している。

だから、ミヒロさんの教えを守る。

大切なことは、「メンターは1人」ということ。

 

 

これ、多くの人が間違えてることだ。

 

 

「いいとこ取り」はうまくいかない。

メンターは1人。

真似するモデルは1人である。

 

 

「いいとこ取り」は、案外「『都合の』いいとこ取り」だったりする。

ど素人が自分の判断で「できること」だけやっていても、うまくいくはずがないのである。

 

 

それで僕はミヒロさんの教えを信じ、毎日発信を続けた。

たとえ読者がわずかでも、発信することである。

読んでくれる人の幸せを考えて発信することである。

 

 

多くのブログが「自分の幸せ」を考えて発信されている。

そうではない。

 

 

読者の時間を奪って、自分の文章を読んでいただくのだ。

だから、読者が幸せになることを書かなければならないのだ。

 

 

運気の風の乗る

 

僕の宿命は「和」。

身は「陽」。

したがって、今年の運気は「焦」。

 

 

運気「焦」は10年サイクルの運気の中で、停滞気味の時期の最後の年である。

来年から「モテ期」に突入する(笑)

 

 

運気とは「風」のようなものだ。

向かい風には向かい風の、追い風には追い風の。

それぞれ過ごし方がある。

 

 

時折、「向かい風のときは、何もしない方がいいですか?」と尋ねられることがある。

そうではない。

向かい風のときにどう過ごすかで、人生は変わる。

 

 

ただ向かい風のときは、大きな成果が出ない。

それでみんな腐ってしまう。

 

 

発信をやめる。

行動をやめる。

 

 

そうやって人生が停滞する。

 

 

日本に帰ってから5年。

僕にとって運気の風は常に向かい風だった。

 

 

バタバタもがき苦しみながら、

山のように失敗を積み重ねながら、

ここまで歩いてきた。

 

 

最近、少しずつ風が変わり始めていることを感じる。

向かい風が収まり始めている。

 

 

結局パートナーシップです。

 

ミヒロさんの教えも信じてきた。

運気も信じてきた。

 

 

そして、何より僕は僕を信じてきた。

「お前はできる男だよ」と信じてきた…。

 

 

 

 

嘘である。

そんなの大嘘だ。

 

 

何度あきらめかけただろう。

「僕なんて成功するはずがない」と

何度思い悩んだことだろう。

 

 

そのたび妻が、「あなたはできる」「あなたはできる」と言い続けてくれた。

妻は働かないし、お金は「使う専門」だけど。

僕のモチベーションを常に上げ続けてくれる存在である。 

 

 

妻と出会ったのは大学出たての頃。

つまり、箸にも棒にも引っかからないときに出会った。

 

 

すぐに結婚し、子どもが生まれ、やがて5人家族となった。

「海外赴任の話」が来たとき、「行きたい!」と言ったのは妻。

 

 

あれがきっかけで、人生は大きく変わることになる。

 

 

上海から帰国後、「仕事を辞める」と言った僕に、妻は一言。

「あなたは大丈夫!私も働かないけど、なんとかなる!」と言っていた。

 

 

安定した公務員を辞め、「俺、マツダミヒロになりたいんだ!」という訳のわからない夫を、手放しで「あなたは大丈夫!」と言える女はなかなかいない。

 

 

ここで間違えてはいけないことがある。

彼女は僕が優秀だから、それを評価して「あなたは大丈夫!」と言ってるわけではない。

 

 

僕がメルマガもブログも書いていない、フェイスブックすらやっていない、そんな時期に「あなたは大丈夫!」と言ってくれたのである。

 

 

人は信じられているから行動できる。

パートナーシップって本当に大事だ。

 

 

感謝とともに

 

そんなわけで、今日で1500号のメルマガを配信。

読者数1800人。

本当に感謝だな〜と思う。

 

 

1500号だから記念に何かしようかと思ったけれど。

今、そんな気分じゃないし(笑)

 

 

焦らずじっくり腰を据えて。

淡々と進めていきたい。

 

 

今、水面下でいろんなプロジェクトが動いている。

正直手が回っていないんだけどね。

「モテ期」の風を感じながら、メルマガ配信を続けます。

 

 

次の記念は2000号かな。

2021年だね。

どんな自分になっているか、とても楽しみです。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。