お金と友だちになる。

お金について学ぶことは大切です

お金の常識を書き換える

経済が右肩上がりだった「これまでの時代」。

社会が成熟し、伸び代を失った「これからの時代」。

 

成功モデルは大きく変わりました。

 

 

いい高校に行き、いい大学に入り、いい会社に就職すれば良かった。

そんな時代もありました。

 

 

お金は預金すべきもの。

なんだか、銀行口座に入れておくと安心します。

 

 

でもね、それって「本当に?」と問うわけ。

ゼロ金利だの、マイナス金利だの言ってるじゃない?

 

 

つまり、銀行で定期預金に入れておいたって、ほとんど変わらないの。

なのに、定期預金に入れると、運用している気分になる。

 

 

それはなぜだろう?

本当に?って尋ねたら、わかることなのに。

 

 

あのね。

 

それが、常識ってヤツの恐ろしさです。

固定観念ってヤツです。

 

 

 

でも、ちゃ〜んと利率を見たら、どう?

本当にそれでいいのかな?って話なわけです。

 

 

「これまでの時代」なら、貯金は多い方がいいし、定期預金に預けておけば増える時代もあったのです。

それが、その時代の「常識」でした。

ところが、今は違います。

 

 

つまりね。

 

「これからの時代」が始まっているのにさ、「これまでの時代」の価値観で生きている人が多いわけ。

価値観をアップデートする必要があるのです。

 

 

お金の気持ちになってみる。

教室でお金について、あるワークをしたときのこと。

すると、一人の男の子が言うんですね。

 

「お金って、金庫とか銀行とかに保管しておくべきだよ」

 

そしたら、向かいに座った女の子が言うんですね。

 

「私がお金だったら、

 そんなところに入れられたくない。

 それ、檻の中でしょ。

 絶対イヤ!

 使ってほしいよね」

 

 

僕は、ハッとしました。

お金は使われたがっている。

 

 

自動車として生まれたならば、道路を走りたい。

野菜として生まれたならば、残さず食べられたい。

書籍として生まれたならば、最後まで読まれたい。

 

 

そうか、そういうことなのか。

 

 

お金として生まれたならば、意味のある形で使われたい。

それなのに、それなのに。

 

 

今ね、日本には預貯金が1000兆円ぐらいあるんだそうです。

すごくないですか?

1000億枚の「1万円札くん」は使ってもらえていないわけです。

牢獄の中で暮らしているわけです。

 

 

お金がなくて、やりたいことができない人生なんて悲しいぜ。

「やりたいこと」があるとき、僕らはついついできない理由を探してしまいます。

 

 

その理由とは、

「時間がない」

「人脈がない」

「方法がわからない」

「仲間がいない」

 

 

そんなところでしょうか。

でもね、突き詰めたらそれ、「お金がない」に集約されるわけです。

 

 

だれにだって、「夢」の一つや二つはあるはず。

「これからの時代」はね、「これまでの時代」よりも、やりたいことがやりやすい世の中になったのです。

夢が叶えやすい世の中になっているのです。

 

 

ただ、「お金の常識」を書き換えないうちは、夢を叶えることは難しいのです。

常識を書き換えたらね、「できない理由」なんて見当たらなくなるんです。

 

 

クラウドファンディングで「愛」を循環

僕はメンターから「お金」「愛」同質のもの、と教えられました。

 

 

お金がなければ心が荒みます。

ついつい奪うエネルギーが強くなります。

 

 

お金によって縁が生まれることもあります。

金の切れ目が縁の切れ目なんて言ったりします。

 

 

「愛」が循環するように、「お金」も循環するのです。

だから、「愛かお金か」みたいな議論はそもそも意味をなさないわけで。

 

どちらも、同質

 

 

僕は今、「9月1日に君を死なせない」という映画プロジェクトを立ち上げている。

そこで、クラウドファンディングを利用しようと思っている。

 

 

これから「子どもの自殺を食い止めたいから、支援してください」と頭を下げまくる。

「お金」と「愛」は同質だから、きっとたくさんの方が助けてくれると完全に信じ込んでいる。

 

 

きっと、これだって「お金の常識」を書き換えたからこそ、「できる」と確信できているのだと思う。

 

 

「子どもの自殺を食い止めたい」

 

「じゃあ、ボランティアでやれよ」

「お前の金でやれよ」

そう思う人がいるんじゃないか。

 

 

以前の僕ならば、そんな「恐れ」がありました。

人に頭を下げて、お金を支援してもらう。

それは恥ずかしいと感じたかもしれません。

 

今は違います。

お金は汚いものではありません。

お金をいただくことは恥ずかしいことでも、悪いことでもありません。

 

「お金」と「愛」は同質だから、きっと支援してくれる人がいる。

お金とはそういうもの。

それが今の僕の「お金の常識」です。

 

 

「時は金なり」を腹に落とす

「お金の無駄遣い」はダメ。

とはいえ、ついつい無駄遣いをしてしまいます。

 

 

 

じゃあ、「時間」はどうだろう?

時間の無駄遣いもダメ。

そういう意識の人って少ない気がします。

 

 

Time is Money!

 

時間はだれにでも平等。

 

それなのに、それなのに。

いつまでもTVゲームをしていたり、無駄にバラエティー番組を見て過ごしたり。

ついつい無駄遣い。

 

 

「お金の常識」が書き換わると、「時間の常識」も変わるんです。

「時間」も大切な資産であることに気がつきます。

 

 

「お金」があることも、「時間」があることも、どちらも同じなんですね。

 

 

お金と友だちとなる。

「お金の常識」を書き換えてみる。

お金は汚いもの?

お金は貯金しておくべきもの?

 

 

いえいえ、違います。

お金は友だちです。

お金はです。

 

 

循環させてこそ、社会は回っていきます。

溜め込めば溜め込むほど、滞ります。

 

 

僕は「お金」について学ぶことは、とても意義のあることだと思います。

お金について学ぶと、時間を大切にするようになります。

 

 

「学校教育でお金を学ばない」なんて言うけれど、大人になってからだって学べるんです。

でも、多くの人は学ばない。

だから、ネットの情報に流されます。

簡単に詐欺に引っかかります。

 

 

無料の情報には、無料の意味があるのです。

楽に稼げるほど、世の中は甘くないのです。

 

 

まず、お金と友だちになること

お金の価値観を書き換えてみる。

すると、「世の中の見え方」が変わります。

 

 

人生はやりたいことをする遊び場。

もっと自由に、もっと軽やかに生きていきたいな。

 

 

創造的な人生を歩むためのしつもん

お金は、あなたにとってどんな存在ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。