思春期の子どもたち。がんばって生きていない子を僕は知らない。みんな、がんばってる。その子なりのペースで走ってるんだ。それがいい。それでいい。「あなたは あなたのままで いいじゃない?」そう声をかけると、涙をこぼす子がいる...
「どうしたいの?」「何が食べたい?」そんなことを尋ねても、答えの出てこない子がいます。周りの大人が先回りし過ぎたせいでしょうか。それとも管理し過ぎたせいでしょうか。自分がどうしたいのか。そういうことを表現することが苦手な...
我が子のためを思って、ついついアドバイスを送る。「あーしなさい」「こーしなさい」そう、それは愛しているがゆえの行動。だけど。ちょっとだけ想像してみたい。今夜あなたがこしらえた渾身の手料理。愛情をいっぱいかけて手間暇をかけ...
さくらが偉いとか、チューリップが優れているとか、そんなことはないわけで。桜のようにわかりやすくは咲かないかもしれません。人知れず咲く可憐な花かもしれません。でもね、咲いた花に優劣などなくみんなそれぞれの咲き方があるのです...
料理なんてレシピ通りに作ったら、同じものができると思っていました。ところが、結婚して実家に帰ると、「お袋の味」というのが、ちゃんとあることに気づかされます。不思議なもので。口にした瞬間、子どものころにタイムスリップしたよ...
「バカじゃないの?」って思うルールだって子どもたちには指導しなきゃいけない。理不尽なルール。くだらないルール。「そんなときはどうしてるの?」 そういうご質問をいただきました。僕ね、ホント、ルールなんて嫌いで、できればルー...
比べないこと。とは言え人はどうしても比べてしまうもの。でもねそれが苦しさの始まり。他の子どもと比べてしまう。他の親と比べてしまう。するとなんだか「できないところ」ばかり目に留まってしまいます。「優劣」で捉えると、劣ってい...
子どものころ、親にされて悲しかったこと、ありませんか?そういうことって、いつまでも心の奥に、引っかかっていたりします。忘れられない痛み。一生懸命作った工作が、ゴミと間違えられて捨てられていた。いつもより良い点数だったテス...
子どものころ、親にしてもらってうれしかったこと。それは些細な日常の風景。たとえば、授業参観に来てくれたとか。たとえば、お弁当に大好きなおかずが入っていたとか。そんな些細なことなのに。心に色鮮やかに残っています。子育てで大...
語っている言葉と伝えたい言葉は違う。「うざいんだけど」は(もっとわかってよ!)だし、「ほっといてよ」は(もっとちゃんと聞いて)だし。とかく、子どもはややこしいのだけど。それを受け止めることができるアンテナをもちたい。だか...