なぜ新年に掲げた目標は叶わないのか


新年を迎えると、「今年こそは!」という気持ちになる。

12月30日と12月31日の1日。

12月31日と1月1日の1日。

同じように日付が変わっただけなのに、やはり1月1日は特別である。

 

 

年が明けて新しい気持ちになる。

多くの人が「今年こそは!」と思う。

それなのに、なぜか新年に掲げた目標は叶わないことが多い。

これはなぜだろうか、、、ということを考えてみたい。

 

 

いわゆる「新年の抱負」というヤツを語るとき、不思議な高揚感がある。

夢を語っているとき、人はとても良いエネルギーを放つ。

「こうなったらいいな」「ああなったらいいな」

そう語らうことは楽しい時間だ。

 

 

ところが、である。

夢を現実に変えるには、とてつもないエネルギーが必要だ。

 

 

ダイエットをして、夏にはスペシャルなボディになって、モテモテになりたい。

バキバキの腹筋とは言わぬまでも、お腹の贅肉ぐらい落としておきたい。

 

 

が、しかし!

1日少しずつ走るとか、この1口を我慢するとか、そういうことは困難が伴う。

コツコツ続けるということは本当に大変なことだ。

 

 

目標を立てたら、行動計画を作ろう。

大切なことは継続することだ。

だから、無理のないアクションプランが良い。

無理をしないとできないことは継続できない。

必ずできる小さな一歩という名の行動を決めるといい。

 

 

そして、行動した成果が見えるといい。

だが、毎日行動したとしても、毎日成果が出るわけではない。

ダイエットならば、がんばっても体重が減らない時期は必ずやってくる。

必ずやってくるとわかっていても心が折れる。

 

 

だから、わかりやすいのは記録をつけることだ。

記録をつけることを一つの成果とする。

夏休みのラジオ体操のスタンプカードみたいなものだ。

「行動した」ということを一つの成果にしてしまうのだ。

 

 

とにかく行動すること。

1日1歩、3日で3歩。

365日歩けば365歩進むことになる。

 

 

もう今日は1月3日。

残り363日しかない。

急げ!

2023年の大晦日はすぐそこだ。 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。