個人懇談会で保護者をファンにする魔法の言葉
保護者に伝えること、伝えないこと
個人懇談会で、みなさんは何を伝えていますか?
僕は、
「できていない部分をきちんと伝えなさい」
と教えられました。
ですが、今、僕は子どもの問題点を一切伝えません。
問題点なんてあって当然。
そして、親はね、知ってるんです、そんなこと。
わざわざ先生に言われなくても知ってるんです。
勉強ができない。
提出物が出せない。
忘れ物が多い。
そんなことはぜ~んぶわかっているんです。
だって、もう何年も親子なんです。
だから、僕は一切伝えません。
個人懇談会は最大のチャンス
個人懇談会は
保護者と「子育てのパートナーシップ」を結ぶ最大のチャンス!
時間はせいぜい15分。
たった15分で「子育てのパートナーシップ」を結ぶんです。
「悪いところ」なんて伝えている暇はありません。
では、何を伝えるのか。
僕はいかにこの子のことが好きかを伝えます。
お母さんが手塩にかけて育ててきた子どもを、
僕がどれだけ好きか伝えるんです。
もうね、
とりあえず「好きだ」って言うんです。
「この先生、『お母さん、娘さんを僕にください』って言うんじゃないの?」
って思われるぐらいに伝えます。
「この子が大好きです」って、
とりあえず言ってみてください。
その子のことで思い出せるエピソードを全部語ってください。
そのエピソードがたとえ、どうでもいいような内容でも、
「好き」の理由に聴こえてしまいます。
『好き』に理由はいらないんです。
そして、最後に一言、これを伝えてください。
「お母さんのおかげで、
こんなに素敵なお子さんに出会うことができました」
これだけです。
この一言で、お母さんもハッピー。
もちろん、子どももハッピー。
そして、先生もハッピーになれる。
子どもたちとの素敵な出会いをいただけたのは、お母さんのおかげです。
ハッピーな先生になるためのステップ
個人懇談会では「好き」を伝える