自信がないからチャレンジできないなんて、ただの言い訳だと思うよ


最近よく、「くれちゃんみたいに自信を持つにはどうしたらいいの?」と尋ねられる。

みんな、自信がないからチャレンジができないらしい。

 

僕はふと、俺も自信なんてないけどね、と思った。

自信の「ある・なし」とチャレンジを「する・しない」はまったく繋がっていないと思っている。

 

 

とは言え人は、何か挑戦したいことがあっても、それをやらないときに口にする言葉は「自信がないからやりません」及び「やれません」なんだけど。

 

 

「自信がないこと」と「やらないこと」が僕にはつながらない。

だから、「どうしたら自信が持てるの?」と尋ねられると、別に「僕も自信なんてないよ」となる。

 

 

すると、いろんな人から「でも、いっぱいチャレンジしてるじゃん?自信あるんでしょ?」と堂々巡りになる。

自信があるからいっぱいチャレンジしてる?

反対だ。自信がないからチャレンジしてるんだよ。

 

 

もし僕が自分のやることに自信があったら、こんなにあれこれチャレンジしない。

1つで十分だ。

 

 

だって、自信があるんだもん。

1つチャレンジすればいいでしょ?

 

 

成功する自信なんてないんだよ。

うまく行かない可能性のが高いんだよ。

だから、いっぱいチャレンジするの。

 

 

うまく行く可能性が10%しかないなら、10回チャレンジすればどれか当たるでしょ?と考える。

9回は失敗しても許されることになる。 

 

 

自信がないんだから、打席に立つ回数を増やすしかない。

 

 

いつも思うんだけど、チャレンジしないのは自信がないからじゃない。

自信を育ててもチャレンジはできない。

 

 

違うと思うよ。

みんなが怖れるのは「失敗」の方だ。

 

 

失敗したくないからチャレンジしない。

失敗すると傷つくから。

 

 

じゃあ、僕は鋼のメンタルの持ち主で失敗しても傷つかないタイプの人間なのだろうか。

そんなことはないぞ。

僕だってちゃんと傷つく。

 

 

ここで大事な考え方を伝授したい。

失敗したのは、僕が悪いわけではない。

失敗したのは、やり方が悪かっただけだ。

だから、やり方を変えればいい。

 

 

成功率10%なら9回失敗すれば次は成功する。

なんて単純な話だろう。

 

 

どうも人間は失敗すると、「自分はダメだ」と自分自身を否定する。

意味不明な生き物だ。

 

 

違うのよ。

失敗したら、このやり方はダメだったんだなって気づくじゃん?

そしたら、別のやり方を考えたらいいじゃん?

 

 

別にチャレンジ精神なんかないし。

自信もないし。

ただ、失敗しても自分を責めないだけ。

やり方を間違えたな、と思うだけ。

 

 

チャレンジしないと不安なんだよ。 

みんな、不安じゃないの?

僕はそっちの方が不思議でならない。

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。