家族を幸せにする学級通信

学級通信 書き方

成長するほど離れていくんだなぁ…

学級通信には
「子どもと保護者を
 つなぐ役割」
があります。

 

小学生でもね、
高学年になると
親子の会話って
グ~ッと減るんです。

 

部活動が始まるころには、
子どもたちの社会は
グングン広がります

 

自転車で
行動範囲も広がります。

 

ケータイで
交友範囲が広がります。

 

もう無限に。

 

そうなるにしたがって、

親子が関わる時間って
どんどん少なくなります。

 

我が子が
どんどん親離れしていく

 

それは、
うれしくもあり
さみしくもありの親心。

 

親と子をつなぐ内容を意識する

だから、
『学級通信』は
親子の会話
夫婦の会話
『おいしいネタ』なのです。

 

「先生、
 学級通信を家族で読むのが
 楽しみなんですよ」

そんなことを保護者に言われたら、
有頂天になってしまいます♡

 

そういう意味では、

「子どもと保護者をつなぐ役割」
 というよりは
「家族をつなぐ役割」
と考えてみるといいでしょう。

 

たとえば、
あえて詳しく書きすぎない
なんてのはいかがでしょう。

 

お父さんお母さんは、
子どもに尋ねるしかない。

 

子どもも話すしかない。

 

晩酌しながら、
『学級通信』を読んだお父さんが、
向かいでスマホを
触っている奥様に、

 

「これどういう意味だ?」
って聞くしかない。

 

そういうことを盛り込む。

 

毎回でなくても構いません。

たま〜に、
そういう仕掛けを用意しておく。

 

そのためには、
「子どもたちに語ったこと」を
書くことが大切です。

 

「あのとき先生の話を聴いて、
 ○○くんが言ってくれた言葉、
 本当に胸に響きました」

 

「昨日、△△さんがしてくれたこと、
 みんなの前で褒めたけれど、
 そしたら、次の日××くんがね…」

 

○○くんは何を言ったのだろう?

 

△△さんは何をしてくれたんだろう?

 

気になる…。

 

一度話したことだから、子どもたちは知っています。

でも、お家の人は知りません。

そういう不親切な仕掛けをつくっておく。

そして、
この不親切が学校への興味を引き出すわけです。

 

そういえば。
運動会直前、
演技図とか
走順を掲載して
我が子がどの場面で
どこいるか、
ちゃんとマーカーで
示してくれる先生がいました。
どこで写真を撮ればいいか、
一目瞭然!

 

ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん

 家族をハッピーにする一工夫、どんなことができるだろう?

 

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くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。