親子のつながりは『さくらんぼ』

親子の絆

人間の真ん中にあるもの。

魂と呼ばれたり、

本能と呼ばれたり。

ちゃんとだれにも真ん中があってね。

 

人が喜んでくれたらなんだか温かくなったり、

困っている人を見たら、損得抜きに助けたくなったり、

赤ちゃんを見て、愛おしくなったり。

 

気づいたら動いてしまう。

それが、人間のど真ん中にはあります。

 

魂を包み隠すものの正体

その周りを感情が覆っています。

出来事に影響を受けて、揺らぎ続けるのが感情です。

うれしい。

楽しい。

好き。

嫌い。

怒り。

悲しみ。

 

さらに、その外側に思考という名の鎧があってね。

常識、論理、損得なんかが影響を与えます。

「いいお母さんでいなきゃ」という鎧。

「いい子でいなきゃ」っていう鎧。

守ってるつもりがすごく重たい鎧なの。

疲れちゃうよね。

それがエゴ。

 

うれしい…けど、はしゃがない。

腹が立つ…けど、我慢する。

悲しい…けど、泣かない。

 

いろんなもので覆い隠して、本物の自分を隠そうとするの。

いろんなものに包み隠されて、押し込んだ『ありのままの自分』。

 

親子のつながりは『さくらんぼ』

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この子が生まれたあの日。

しっかりしっかり魂でつながっていました。

24時間体制で我が子を見守る。

うんちやおしっこでオムツが汚れれば替えてやり、腹を空かせて声をあげれば乳をやり。

 

がんばってもないし、無理もしてない。

ただただ愛おしくて。

それが魂。

それが本能。

 

それなのに。

それなのに。

思考や感情でつながってしまう。

「いい子でいなきゃ」

「いいお母さんでいなきゃ」

 

あなたはあなたでいるだけで素晴らしい。

この子はこの子。

あの子はあの子。

みんな違って、みんないい。

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真ん中と真ん中でつながっていたんだから。

それを思い出すだけでいいんだよ。

 

成績がどうとか、

志望校がどうとか、

だれより優れているとか、

ど〜でもよかったじゃない?

 

だって、真ん中と真ん中でつながっていたんだから。

思春期の子どもに本当に大切なこと

ハッピーな親子であるためのステップ

 『さくらんぼ』だったころを思い出す。

 

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。