成長しない子どもにイライラしたときのステップ
![子どもへのまなざし](https://happy4teacher.com/wp-content/uploads/2015/11/876ffae546bd0d1afec1eb80b973edd1.jpg)
イライラしたときはね、まず深呼吸なんです。
これだけ指導をしているのに!
全然変わってないじゃないか!!
そんなふうに感じて、イライラすることはありませんか?
ガッカリすることはありませんか?
ヤル気がないんです!能力がないんです!と考えてしまう前に、ちょっとだけ立ち止まってみてください。
人間というものは不思議なもので、他人のこととなると、とてもイライラしてしまいます。
どうして、人間は他人には厳しいのでしょうか。
自分の思い通りにいかないとイライラしてしまうのですね。
そんなときは、まず深呼吸。
でね、ちょっとだけ考えてみてください。
自分のことですら変えるのは難しい
たとえば、タバコ。
健康に悪いですよね。
どんどん値上がりしていますよね。
周りの人は異口同音に言います。
「タバコ、やめた方がいいよ!」
ところが!
さあ、禁煙だ!と思っても途中で挫折してしまう人の、実に多いこと。
よしっ!
ダイエットだ!
さぁ、やるぞ!
明日から!
いや、明後日から!!
という人の、実に多いこと。
よしっ!
筋トレだ!
…と言ってはみたものの三日坊主。
さぁ、英会話だ!
…と言ってはみたものの三日坊主。
そう、人間って自分のことですら変えるのは大変なんです。
ぼくだってそう。
できないことは山ほどあって、変えなきゃいけないことも山ほどあるけれど、全然変わりません。
「脱いだら洗濯カゴに入れるの!」と妻に叱られても、全然できません。
だって、人間だもの♪
ちゃんと育ってんだから、待ってあげて
自分のことですら、変わるためにはとてつもないエネルギーが必要です。
まして、他人を変えるなどということは、簡単なことではありません。
それなのに、人間は簡単に相手を変えることができると思いがちです。
まして、子どもともなれば、教師の腕の見せどころと、変えようとしてしまいがちです。
それは、やがて力づくの指導を生み出します。
ですが、自分のことですら変えられない人間が、他人を変えられると思うなど傲慢なことです。
変わらない子どもにイライラすることは、その表れだと思います。
子どもは自分で育つものです。
子どもが変わるときは、子ども自身が変わろうとした瞬間だけです。
一見、昨日と変わらない草花も、よ〜く見ればちゃんと成長しています。
昨日と今日では変わっていないように見えますが、ちゃんと花を咲かせ実をつけます。
焦らないで、見守ること。
何度でも何度でも、失敗させてあげればいいんです。
それでも、それでも、見守ること。
信じて信じて見守ることが志事です。
ハッピーな先生になるためのステップ
子どもが変わろうとするまで信じて待ち続ける寛容さが大事!
![くればやし ひろあき](https://happy4teacher.com/wp-content/uploads/2017/12/25446473_561809227485885_4158181624764985465_n-150x150.jpg)