想いを伝えるときに必要な◯◯

アンガーマネージメント

感情を表す言葉の数には違いがある。

私たちの感情を表す言葉。

たとえば、「悲しい」とか「胸が痛い」とか「腹が立つ」とか「むしゃくしゃする」とか。

だいたい日本語には何語ぐらいあるかご存知ですか?

 

 

諸説あるそうなのですが、日本語にはおよそ4000語もあるそうなのです。

では、英語はどのくらいあるのでしょうか。

 

実は600語ぐらいしかないののだそうです。

(追記→英語科の林先生によれば英語も3000語ぐらいだそうです。諸説あるようですね。)

 

言葉の数だけ感情があるわけですから、日本人というのは実に多様な感情をもっているようです。

 

ただ、4000もある感情を表す言葉ですが、大きく分けると4種類に分類できるそうです。

それが「喜」「怒」「哀」「楽」

僕らの心にある感情は、この4種類に分けれられます。

 

感情は想いを伝えるために使っている

この「感情」を僕らは、何かを人に伝えるときに用いています。

たとえば、子どもたちに「きれいに黒板を消させたい」とします。

これを、「喜」「怒」「哀」「楽」の4つの感情、それぞれで伝えてみてください。

 

喜びの気持ちで伝えるとしたら?

怒りで伝えるとしたら?

哀しい気持ちで伝えるとしたら?

楽しい気持ちで伝えるとしたら?

 

みなさんはどのように伝えますか?

 

「喜」

「黒板がきれいになったら、うれしいなぁ」

 

「怒」

「なに、この黒板!さっさと消しなさいよ!」

 

「哀」

「黒板がきれいに消せてなくて、悲しいです」

 

「楽」

「さぁ、先生と一緒に黒板をきれいにしてくれる子いる?」

 

いかがでしょうか?

 

怒りを使った表現は使い慣れている。

「喜」「怒」「哀」「楽」のどれが考えづらかったでしょうか。

 

「喜」「怒」「哀」「楽」のどれが考えやすかったでしょうか。

 

 

おそらく、ほとんどの方は、「怒」で伝える方法がすぐに思いついたのではないでしょうか。

つまり、これは僕らが「怒り」で何かを伝えるということに慣れているということを表しているようです。

 

このお話は、「日本アンガーマネージメント協会第一支部」の大戸浩基さんからお聞きしました。

大戸さんのお話では、「怒ることは悪いことではない。でも、怒る必要のないことで怒らないようにすること。自分はなんで怒ったんだろう?って怒りに対して後悔しないようにすることが大事」とのことでした。

 

 

「ハッピーな先生」は「喜」「努」「愛」「楽」で、想いを伝えていきたいですね。

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 怒らない、怒らない。一休み、一休み♪(一休さん風)

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。