ネットリテラシー、教えられる?

メディアリテラシー

危険性ばかりを伝えてない?

ネットリテラシー…「情報ネットワークを正しく利用することができる能力」

 

学校でも取り上げる機会が増えてきました。

ところが、「ネットの危険」だけを伝えているってことが多いように感じます。

「正しく利用する」の「正しさ」がリスクマネージメントだけになってはいないですか?

 

以前、LINEのトラブルが多いから、指導しようって話になったんです。

 

「いや、でも、オレ使ったことないよ、LINE…」

「私も…」

「いや…、僕はそもそもガラケーです…」

 

そんな状態では、「正しく利用する」よりも「危険だからやめましょう」になってしまうのも無理はありません。

これからはもっとも〜っとインターネット、アプリケーション、スマートフォンなどの利用が盛んになるんですからね。

子どもたちに本当に必要なことよりも、大人の要求が優先されてはいけないと思うんです。

 

まず、自分が正しく利用してみる

先生のSNS利用そのものを禁止している自治体もあると聞いて驚きました。

信用されてないんだなぁ。

 

そんな状態でネットリテラシーの指導なんてできるのでしょうか。

 

いやいやいやいや!

それは無理だって!

車の運転させないで、自動車の運転技術を教えなさいって言ってるようなもんだよ。

 

でね、僕は堂々とSNSを利用している。

ただし、ちゃんとルールを決めて利用しているんです。

その「正しく利用する」って姿を見せればよくないですか?

 

 

ハッピーな先生になるためのステップ

 SNSを正しく利用してみせる

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。