KJ法を用いた話し合い活動を学級経営に生かす
KJ法を用いて子どもたちの言葉を引き出す
「しつもん」は学級経営に大変効果的です。
今回は、付箋紙、模造紙、水性マジック(プロッキーなど)を用いて、「しつもん」を生かす方法をご紹介します。
中学校3年生の子どもたちに、こんな「しつもん」をしました。
「どんなクラスなら、卒業の日に最幸と言えるだろう?」
子どもたちは、1枚の付箋紙に、理想の学級像を1つだけ書きます。
たくさん書ける子は、たくさん書きます。
今度は、その付箋紙をもって、1枚の模造紙に集まります。
順番に「こんなクラスがいいな」ってお話をしながら貼っていきます。
「あっ!自分も同じだ!」と思ったときは、
「同じだよ!」
って、声をかけて付箋紙の隣に貼ります。
すべての付箋紙を貼り終わったら、みんなで整理していきます。
付箋紙をグループ分けしていくのです。
同じ属性をもった付箋紙を水性マジックで囲み、それぞれにキーワードを書いていきます。
ちなみに、子どもたちの出したキーワードは…。
「成長」
「分かり合える」
「メリハリ」
「協力」 など
このやりとりを、子どもたちだけで行います。
僕は見守っているだけです。
すでに、模造紙を用いた話し合い活動が学級経営の仕組みとして出来上がっているため、先生はやることがないのです。