子どもの言葉にイライラを感じたときは
力づくでしか指導できなかったあのころ
子どもたちは、ときに辛辣の言葉をぶつけてくるときがあります。
とりわけ、若い時分はこちらの不手際も多く、行き届かないところはどうしてもあります。
すると、そこを責められたりすること、多々あるんですね。
思春期の子どもたちの中には、「ここぞ」とばかりに先生の行き届かぬ部分を指摘する子もいます。
子どもたちにこんなことを言われたことはないですか?
「先生、それ、おかしくないですか?」
間違えを指摘される。
意見が異なることを指摘される。
恥ずかしながら、そんなとき、ついつい戦ってしまいました。
ときには、威圧的な態度で接しました。
声を荒げました。
力がないからこそ、「力づく」でなんとかしようともがいておりました。
ところが、戦えば戦うほど、子どもたちとの距離は離れていくばかりでした。
『今』は自分で引き寄せている
世の中は常に鏡です。
自分が振る舞ったように、周囲はあなたに振る舞います。
戦えば戦うほど、子どもたちも戦います。
すべての出来事は、自分が引き寄せているのですね。
クラスがうまくいってないな、と感じたら、子どもたちが悪いのではありません。
けれど、あなたが悪いわけでもありません。
ただ「今のあなたの在り方」が今の状況を引き寄せているだけなのです。
じゃあ、どうするか。
「在り方」変えるだけなのですね。
たとえば、子どもたちの指摘を攻撃と受け取れば、あなたは戦うしかなくなります。
自分に自信がないとき、つまりは自分を信じ抜けないときほど、この傾向は強くなります。
僕もそうでした。
でもね、子どもたちから指摘されたとき、「ありがとう」で受け止めてみるんです。
教えてくれて「ありがとう」なんです。
子どもたちの言葉を、攻撃と受け取るのも「あなた」だし、自分を磨くための言葉と受け取るのも「あなた」です。
子どもたちの言葉や行動にイライラしたり怒りを感じたときこそチャンスなんです。
自分の思い通りにいかないときほどチャンスなんです。
自分をキラキラ輝かせるチャンスなんです。
だから、そんなときは深呼吸して立ち止まる。
そして、自分に次の『魔法の質問』を問いかけてみてください。
ハッピーな子どもを育てる大人になるためのしつもん
子どもたちの言葉は、あなたに何を教えてくれますか?