子育ては引き算だ!

子育て 我慢 待つ

優良なコンテンツは、いくらでもネットから拾ってこれる昨今。

書店の教育書コーナーに行けば、全国の実践者の成功実践が山のように手に入ります。

 

 

ところがどうして。

日本の教育現場は明らかに疲弊しています。

これだけ簡単にHOW TOが手に入る世の中なのに。

 

 

勉強熱心な先生ほど疲弊しているんだな。

HOW TOの詰め込み過ぎ。

あれもこれもと欲張っちゃう。

先生も子どもたちも疲れちゃうんだ。

 

 

教室に入ると大量の掲示物。

四方八方を埋め尽くす。

作って満足してない?

 

 

本当にそれ必要?

 

 

「優れた実践をこれだけやってるのに!」

「どうしてウチのクラスはこうなの?」

 

 

その前に大切な問いがあるの。

それはね「目の前の子どもたちに本当に必要なものか?」ってこと。

それを問いかけないから、行事てんこ盛り、やらなきゃいけないことてんこ盛り、掲示物てんこ盛りの学級ができあがるの。

 

 

それって、子育ても同じだな。

 

 

「これだけやってるのに!」って発想が苦しくさせるんです。

それを選んでいるのは自分なんだもん。

子どもが頼んだわけじゃないでしょ?

まずは一歩立ち止まろう。

 

 

引き算なんだよ。

子どもに関わることは全部、引き算。

必要なことだけ届ければいいの。

 

 

子育てってホント引き算だと思う。

 

 

何が必要?

何が不要?

 

 

HOW TOを寄せ集めると、すべての実践は素晴らしいんだけど、ちぐはぐになっちゃうの。

全身高級ブランドだと、美しくない感じに似てるかな。

断捨離できないクローゼットと同じだよね。

 

 

だから、よくよく子どもたちの姿を眺めるの。

 

 

この「よくよく眺める」ってのが大事なの。

 

でね、いらないことはやめてみる。

そういう勇気が必要なんだな。

 

 

そうやってトライ&エラーを繰り返していたら、大切なものだけが残っていったんです。

子どもとの関わりがシンプルになっていったの。

 

 

だからね、引き算なんだよ。

子どもと関わることって、ホントに引き算だと思う。

どこまで引けるか。

試されてるのは大人の方なんだ。

 

 

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

子育ては引き算。どこまで引けるか試されてるよ。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」として人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・2018年~2019年 100人のボランティアスタッフをマネジメントして『子育て万博』を主催。

・2021年~2024年 パリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフのマネジメントを担当。

・経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムCrewDocks®︎を開発。企業研修など精力的に活動中。