子どもの姿をよ〜く眺める

子ども 観察

校舎外で子どもたちを集めるとき、気にするのは太陽の位置。

逆光にならないようにします。

集まったら、まず人数を目視で数えます。

こういうことは、もう自然に、ごくごく自然に。

自動的にやってしまう行動です。

 

 

教室にいるとき。

太陽の光が強い日には、教室に光が差し込んでいなくても、さっとカーテンを閉めます。

なぜか。廊下側の子どもから見ると黒板が光ってしまうから。

 

 

たくさんの人数を引率しているときは、下りの階段でスピードを落としたり、エスレーターは使わなかったり。

そういうことも、ごくごく自然に身につけてきたことで。

 

 

大所帯で作業をさせるときには動線を一方通行にしたり。

たくさんの子どもに話をするときには、間を無駄に取ってみたり。

 

 

こういうことって、大学じゃ教えてくれなくて。

アンテナを高くしていたから身につけてきたことだなぁ〜って思います。

 

 

アンテナ。

それは子どもをよくよく観察することから始まるんですね。

結局、教育技術とはそういうところからスタートするのだと思います。

 

 

ハッピーな先生になるためのしつもん

子どものことを知るために、心がけることは何ですか?

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。