『ビリ』で『ギャル』を信じられるかどうかだ。

思春期の子育て

妻に届いたメッセージから

あれから学校にほとんど行けず、部活はもちろん全く。

2学期は生活も崩れ、髪を染めたりピアスをしたり、夜も帰宅が遅くなったりって感じで、ダラダラとした毎日でした。

 

私も色々悩みながら過ごしてきましたが、特に悪いことをするわけではないし、グレちゃってる訳でもなかったので、とにかく見守っていました。

冬休みに入った時に、また髪を染めたんだけど、3学期からはちゃんと学校に行くからと言ってきて、私はその言葉を信じて、冬休み中はうるさく言わずに好きにさせてました。

 

3学期の前日に髪を黒く染め、初日から毎日朝から学校に行ってます。

2回少し遅刻してしまったけど、がんばって行ってくれてます!

 

無理矢理ではなく自分の意思で行けているから、彼の中で何か切り替わったのかな。

表情もすごく良くなりました。

 

すごくうれしくて。

 

まだ波はあるだろうけど、とりあえずは学校に行けるようになってます。

 

前は突然の相談にも関わらず、聞いてもらって本当にありがとう。

旦那様にも感謝です。

本当にありがとうございました。

 

今はバスケにハマってて、イキイキしてる!

久しぶりにみるいい顔。

すごくうれしくて!

友達とも楽しくやってるし。

旦那様にも報告お願いします。

 

なんかね、今まで私、かまいすぎたのかなって、反省。

一歩引いて見守ってたら、ちゃんと自分で答えだして、朝も自分で起きて、ってやってる。

なんかすごく成長してて、息子が大人に見えた。

本当に良かった。

 

これからも子供達を信じてやっていきます!

信じるって大切なんだって改めて教えてもらいました!

まだまだ私も勉強ですね〜。

本当にありがとう。

 

批判からは何も生まれない。

坪田信貴著『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)を読みました。

 

 

賛否両論あるみたいです。

まあ、「今」という時代は批判する側に回る人が大勢います。

批判するのって楽なんですよね。

欠点見つけて叩けばいいですもん。

それ、いじめの構図と同じですわ。

 

大人がそれをやってんだもん。

そりゃ、子供の世界から「いじめ」をなくすのは難しいよねって思います。

おっと話が脱線しました。

 

 

どんなことも肯定的に捉えた方が前に進める時代です。

そこから何を学べるか、自分の人生にどんなことがプラスできるか、にフォーカスできた人間だけが前に進めます。

 

 

で、『ビリギャル』を読んで思ったのは、やっぱ「信じる」って、すごいパワーだなってこと。

塾の先生もお母さんも、さやかちゃんのことを信じたんだよね。

「信じる」ってすごくエネルギーがいる。

そして、すごいパワーになる。

 

「あの子はもともと頭がよかったんだ」という批判的な記事があった。

でもさ、偏差値ビリでギャルの子を信じたわけでしょ?

結果的に頭がよかったとしてもだ。

まず信じたわけ。

「それ、できる?」って話。

「お前には無理!」って思っちゃう大人は多いと思うのね。

 

そこ、素直に素敵だなって思う。

 

 

見た目で判断する。

数字で判断する。

僕らにはそういうところがあるから。

 

お母さんはお母さんで素敵。

塾の先生は塾の先生で素敵。

うん!素直にそう思うよ。

 

 

僕に相談するとどうなるか

ときおり、悩めるお母さんが相談にやってきます。

 

「有料で相談に乗ってください」という依頼も来るのだけれど、今はお断りしています。

さすがに、今の立場でお金をいただくわけにはいきませんから。

春からは、そんなことも始めようと思っています。

おっと、また脱線しました。

 

 

でね。

僕が伝えるのは、『子供とのつながり方』なんですね。

変えられるのは自分だけだから。

お母さん自身がまず変わる。

すると、子供との関係が整う。

ただ、それだけなんです。

 

じゃあ、具体的にはどうするかというと…。

「何もするな」と。

「黙ってろ」と。

この子の伸びたい方向に伸びていくのを「見守れ」と。

 

大人の意図した通りになんか育たないんだから。

工業製品じゃないんだもん。

 

突き詰めると「信じろ」ってことなのです。

 

で、前述のメッセージ。

信じ抜いたお母さんが素敵。

 

3000人以上の子供たちを見てきた結論はですね、たった一言です。

「余分なことをするな」

です。

 

賛否両論あると思いますが、「否」は要りませんので。

あと、ギャルは嫌いではないです。

あっ!また脱線しました。

 

子育てに迷ったときに出逢いたい100の言葉

本気で信じると、上手に手放せる。

 

くればやし ひろあき

・株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

・フォロワー10万人の教育系TikTokクリエイター「くれちゃん先生」としても活躍中。人間関係や教育についての動画を配信

・1978年、愛知県生まれ。16年間公立中学校の教員として3,000人以上の子どもたちを指導。名古屋市内で最も荒れた中学校で生徒指導の責任者を務め、その後、文部科学省から上海に派遣され、当時世界最大の日本人学校であった上海日本人学校の生徒指導部長を務める。

・互いの「ものの見方や感じ方の違い」を理解し合うことで、他者に寛容な社会を実現したいと願うようになり、2017年独立。

・独立後は、教員時代の経験を活かし、全国の幼稚園や保育園、学校などで保護者向け講演や教職員研修を行う。2018年・2019年には、100人のボランティアスタッフを束ね『子育て万博』を主催。今年10月にパリコレクションのキッズ部門を日本に誘致して開催された『Japan Kids Fashion Week2021』において、全体計画及びキッズモデル・ボランティアスタッフ総勢150名のマネジメントを担当。

・2020年11月、「スタッフみんなが、明日も生き生きと来る!」を理念に、株式会社ミナクル組織研究所を設立。経営者、教職員、スポーツ指導者など、組織のトップや人を指導する立場の人たちから依頼を受け、人間関係づくりやチームづくりに関する講演や企業研修、教職員研修を行っている。経済産業省の事業再構築事業として人材分析システムを開発中。